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“不法訪朝”韓相烈氏拘束…「金正日総書記と会いたかった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ソウル中央地検公安1部(部長イ・ジンハン)は23日、韓国進歩連帯常任顧問の韓相烈(ハンサンリョル、60)氏を国家保安法違反の疑いで逮捕した。ソウル中央地方裁判所ファン・ビョンホン令状担当判事は「証拠隠滅と逃走の恐れがある」と逮捕状が下りた理由を明らかにした。韓氏は政府の承認を受けずに6月に平壌に入って70日間、北朝鮮に滞在した疑い(保安法上特殊潜入・脱出など)でこの日、逮捕状実質審査を受けた。

検察と国家情報院など公安政当局によれば韓氏は、中国北京で高麗航空の飛行機に乗って平壌に到着した。この過程で北朝鮮側と日程のための事前接触があったというのが政府の判断だ。公安政府は韓氏が左派性向の市民団体海外本部を通じてファクスと電話で訪朝のための事前論議をしたものと見ている。

公安政府関係者は「韓氏が訪朝前、金正日国防委員長と会いたいという意も何回も北朝鮮に伝達したが実現しなかった」と述べた。韓氏は北朝鮮で金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長ら北朝鮮の主要人事に何回か会った疑い(会合・通信)と平壌で記者会見を開き「天安艦事件は米国と李明博政権の合同詐欺劇」と主張するなど、北朝鮮体制を擁護した疑い(称賛・鼓舞)も適用された。


検察は韓氏の行動に関する朝鮮中央通信などの報道内容と家宅捜索を通じて彼の自宅から押収した本2冊、訪朝写真10枚などを令状審査裁判府に提示した。検察関係者は令状審査に先立って「韓氏の陳述拒否権行使を予想して疑いを立証するための関連証拠を十分に確保した」と言った。韓氏はこの日の審査で「宗教的信念で10周年を迎えた6・15南北共同宣言の精神を生かすために北に行って来ただけで、北朝鮮の指令を受けたのではない」としている。

先立って韓氏は2008年、米国産牛肉輸入反対国民対策会議代表として不法デモを主導して拘束され、その年の11月、保釈された。北朝鮮の朝鮮中央通信は韓氏の逮捕のニュースを伝え、韓国司法当局を激しく非難した。



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