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小学校で8歳の女児を拉致して性暴行したキム・スチョル被告(45)に無期懲役刑が下った。裁判所が検察の求刑どおりの重刑を宣告したのだ。ソウル南部地方裁判所刑事12部(部長チ・サンモク)は 20日、キム被告に無期懲役とともにキム被告の個人情報を10年間公開し、位置追跡電子装置(電子足輪)を30年間付着させることにした。またキム被告が出所することになっても、住居のある市・郡所在の小・中学校と幼稚園、児童保育施設に出入りを禁止し、被害者にも近付くことができないようにした。
裁判府は「キム被告が社会に復帰する場合、残忍で無差別的な犯行を再びする可能性が高いため、長期間の隔離が切実だ」と明らかにした。続いて被害児童が6回大きな手術を受けるなど被害者とその家族が受けた精神的・肉体的苦痛はとても大きい」とし「純粋な魂と肉体、平和な家庭を残忍に踏み付けた被告人はこれに相応する厳重な責任を負わなければならない」と述べた。裁判府はまた「(キム被告が)変態的動画を見て、犯行に及んだ後、被害者の血をぬぐって荷物をまとめた点などからみたとき、計画的な犯行とみられる」とし「犯行当時、漫酔状態で、精神病をわずらっていたという被告人の主張は受け入れることができない」と判断した。キム被告が検挙過程で警察に凶器を振り回すなど公務執行を邪魔した疑いや犯行の前に青少年を対象に姓売買をしたことも有罪と認められた。
この日、黄土色の囚人服を着て手を縄で縛られたまま法廷に出たキム被告は裁判が進行される30分間、何も言わずに床ばかり見ていた。
キム被告は6月7日、ソウル永登浦の小学校運動場で小学生Aさんを拉致し、自分の家に連れて行って性暴行した疑いで逮捕起訴された。
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