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【社説】北称賛も情けないが、歓迎する勢力まで…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 韓相烈(ハン・サンリョル)韓国進歩連帯常任顧問が北朝鮮で見せた行為は、韓国社会に従北勢力がどれほど根を下ろしているかを見せるものであり、ぞっとさせる。世界が認める世襲独裁国家の北朝鮮を称賛し、天安(チョンアン)艦爆沈で罪のない兵士が犠牲になってからまだ数カ月しか経っていないのに北朝鮮を平和を愛する勢力だと宣伝した人を公開的に歓迎する勢力まで出てきた。これで国の安全を守れるのだろうか。

韓相烈がこの70日間に北朝鮮で話した内容は聞いていられない。北朝鮮の宣伝機関以上だ。「北の祖国、北の同胞は主体思想を基礎に核兵器よりもさらに強大な3大武器、すなわち一致団結、自力更生、革命的楽観で武装している」と述べた。北朝鮮住民が金正日委員長を「心から尊敬し、愛し、従おうとしている」と諂った。天安艦事件については「李明博(イ・ミョンバク)式嘘の決定版」「李明博こそ天安艦犠牲者を出した殺人元凶」と非難した。

公安当局が韓相烈を逮捕しただけに、容疑について徹底的に捜査しなければならない。特に韓相烈が常任顧問である韓国進歩連帯のハン・チュンムク共同代表は、北朝鮮統一宣伝部所属の工作員に抱き込まれ、北朝鮮の指令によってマッカーサー銅像の撤去、在韓米軍撤収要求デモなど利敵行為を日常的に行ってきた容疑で17日に拘束起訴された。韓相烈の訪朝も北朝鮮の指令によるものではないか、共謀者がいたかどうかを把握しなければならないだろう。


もっと大きな問題は、こうした韓相烈の言動を擁護・称賛する勢力があるという点だ。進歩連帯会員など100人余りは臨津閣(イムジンガク)駅で歓迎大会を開き、民主労働党と全羅北道(チョンラブクド)地域の進歩的市民・社会団体は韓相烈の「宗教的良心」を国家保安法で拘束すべきでないと主張した。この際、民主労働党と韓相烈を保護・歓迎した市民団体は自らのアイデンティティーを明確にしなければならない。韓相烈のどんな言動を歓迎するのか。自ら従北勢力であることを認めるのか。

自由民主主義は思想の自由を保障している。しかし核兵器まで開発し、虎視耽々と武力赤化統一を狙う北朝鮮と内通した体制転覆活動までも容認してはいけない。



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