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プロ野球に‘ホームラン熱風’が7年ぶりに吹いた。ロッテ・ジャイアンツの李大浩(イ・デホ、28)の本塁打ボールを取るために虫取り網も登場した。本塁打ボールを手に入れたファンは競売でこれを売ると明らかにした。
ホームラン記録にプロ野球全体がこのように盛り上がったのは、03年に三星(サムスン)ライオンズの李承燁(イ・スンヨプ、現読売)がシーズンアジア本塁打新記録(56本)を作って以来初めて。特級投手の柳賢振(リュ・ヒョンジン、ハンファ)と金廣鉉(キム・グァンヒョン、SK)しか知らなかった日米野球関係者も、今回の記録を通して李大浩をはっきりと記憶することになった。
14日と15日、光州(クァンジュ)球場には虫取り網を持ったファンが登場した。李承燁の本塁打記録がかかった03年当時ほど数は多くなかったが、7年ぶりに見られる風景だった。
李大浩は14日の起亜(キア)タイガース戦で8試合連続ホームランを放ち、王貞治らの日本記録(7試合連続)を上回った。15日の起亜戦ではケン・グリフィー・ジュニアらの米メジャーリーグの記録(8試合連続)も超えた。
ロッテ球団は社稷(サジク)球場博物館に記念ボールを展示するために商品を掲げた。7試合連続本塁打ボールはサイパン旅行商品券、8試合連続本塁打ボールはエアコンと引き換えに寄贈を受けた。しかし9試合連続本塁打ボールをつかんだ光州のイムさんはロッテ側の賞品を拒否した。世界記録になったボールであるだけに競売にかけるということだ。
これまで野球ボール最高競売落札額は03年の李承燁の55号本塁打ボールで1億2500万ウォンだった。メジャーリーグの最高額は1998年にセントルイス・カージナルスのマーク・マグワイアが打った70号本塁打ボール(270万ドル、約30億ウォン)。
普段から韓国の記録を認めない米国と日本のメディアも李大浩のホームランを速報で伝えた。日本の時事通信は「李大浩の9試合連続ホームラン記録はメジャーリーグと日本記録を超える世界記録」と報じ、米AP通信は「韓国のスラッガー李大浩が9試合連続ホームランを放ち、世界記録を更新した」と伝えた。
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