|
0と100。まったく違う2つの数字が最近、食品業界でマーケティングキーワードとして愛されている。100は100%国産材料や天然材料で作った製品販売が相次ぎ、0は有害成分無添加を標榜する製品が相次いだためだ。大部分0または100という数字を製品の名前に入れるとか、あるいはパッケージに大きく書いておく。国産材料100%はすなわち輸入材料0%を意味するから0と100が仲良く製品に一緒に活用される場合もある。CJ食品経営研究所は「消費者たちの食品の安全とウェルビーングに対する関心から国産材料、無添加食品に対する人気が今年も増えるだろう」と見込んだ。
大象FNF宗家が今年の4月に発売した「100%国産シイタケ豆腐」は100%国産豆と楢柏で育てた100%国産シイタケを使ったという点を強調する。同社が6月に発売した「ソンヨルムネンムク飯」もトットリムク(ドングリの粉を豆腐のようにかためたもの)とヨルム(若大根のキムチ)など100%国産材料だけを使った点をアピールしている。宗家キムチも国内販売製品はもちろん海外輸出品まで100%国産材料にこだわったという点をマーケティングポイントにしている。
CJ第一製糖の「ヘチャンドル100%国産コチュジャン」(写真左)と「ヘチャンドル100%国産みそ」はすべての原材料を国産だけ使ったという点を強調している。第一製糖が新発売した「100%新安天日塩5千年の神秘」も全南新安郡で生産された100%国産天日塩で作ったという点を広く知らせようと製品包装に100%を大きく書いた。
プルムウォンは合成添加物と砂糖を入れず、100%果物で作ったジュース「アイムリアル」(I'm Real)を発売した。熊津(ウンジン)食品が発売した「自然は生でいっぱいのオレンジ100」と「ぶどう100」も食品添加物を入れず、原液で作った冷蔵ジュース。販売2カ月で40億ウォンの売上を突破した。大象FNFパク・デギチーム長は「100%国産材料を使う場合、原価が上がるが消費者たちが価格帯が多少高くても信頼できるプレミアム製品を好むため、100%マーケティングはさらに増えるだろう」と話す。
0%マーケティングは砂糖0%、脂肪0%、またはカロリーが0という点を強調する製品に主に使われる。Maeil(毎日)乳業は食物纎維とコラーゲンを補強し、脂肪、香り、色素、安定剤などを入れない無脂肪ヨーグルト「ピュアゼロペット」(右)を今春発売した。
この記事を読んで…