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ルノー・日産、双竜車買収を見送り…価格が負担に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 双竜(サンヨン)自動車の買収をルノー・日産が見送ることを決めたのは、予想以上の金額を投資しなければならない点が負担として作用したためとみられる。

双竜車を買収する場合、返済すべき金額が7400億ウォン(約570億円)で、これを一括で返済する場合でも6000億ウォンに支払う必要がある。買収価格が6000億ウォン以下になる場合、残りの金額は負債として抱えなければならないからだ。

さらにルノー・日産が釜山(プサン)工場の生産規模を拡大せず双竜車を買収した場合に発生する地域の反感も負担になる、というのが業界の見解だ。


ルノー・日産の関係者は「結局は金額のためだろう。日本の日産本社が専門家を動員して適正買収価格を綿密に検討してみた結果、あきらめるのが良いと判断したと理解している」と述べた。

双竜車買収から正常化までに必要な時間と資金を考慮すれば、ルノー三星(サムスン)釜山工場を増設するなど他の方法の投資を進めたほうがよいという結論に到達したと考えられる。近く釜山工場の生産規模を拡大するための投資を進めるという見方も出て着ている。

これを受け、双竜車買収戦はインドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラとインドの自動車部品会社ルイア・グループ、釜山の帽子会社ヨンアン帽子の三つ巴戦に圧縮された。

強力な買収候補に浮上したマヒンドラは、早くから三星証券と欧州系ロスチャイルドを買収諮問会社に選定するなど積極的な動きを見せた。同社は双竜車買収をきっかけに米国など先進市場に進出する計画だ。双竜車の海外販売網も高く評価している。



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