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日本の代表的進歩知識人の東京大学名誉教授和田春樹(72)が12日「後広金大中(フグァン、キム・デジュン)元大統領学術賞」を授与される。日本の韓半島問題権威者である和田教授は韓日間の過去の歴史問題解決に向け、力を入れている。最近、韓日両国知識人たちが発表した「韓日強制併合無効宣言」を日本側で主導し、国際的注目を集めるなど韓半島平和と朝日関係正常化に積極的だ。和田教授はソ連史と南北現代史の権威者としてよく知られている。特に北朝鮮現代史に関する研究は既存の視覚に比べ、客観的だという評価を受けている。
彼が南北問題に関心を持つようになったきっかけが「1973年東京金大中拉致事件」だったという点で、金大中元大統領との縁は格別だ。日本で金元大統領の「獄中書信」を翻訳・出版した。著書では「歴史としての社会主義」「朝鮮戦争」「東北アジア共同の家」などがある。
同氏は70~80年代、韓国民主化運動を積極的に支援した。金大中元大統領救命運動はもちろん、在日韓国人たちの社会的処遇の改善、戦後の補償問題などを行ってきた。
後広金大中元大統領学術賞は民主主義と人権伸長、韓半島平和に貢献した金元大統領の業績を称えて5・18精神の学術的継承のため、全南大学が2007年に制定した。初の受賞者はブルース・カーミンス米国シカゴ大学教授、2回受賞者は李泳禧(リ・ヨンヒ)漢陽大学名誉教授、3回受賞者は白楽晴(ペク・ラクチョン)ソウル大学名誉教授だ。全南大は和田教授が韓半島平和と民主主義・人権伸長に寄与した功労を認め、受賞者に決めたと明らかにした。
和田教授は受賞者に選定された直後、韓国メディアとのインタビューで「ブルース・カーミンス教授と李教授、白教授とも友達であり、尊敬する方々だ。金大中元大統領学術賞は非常に意味深い賞」と話した。
授賞式は金元大統領逝去1周忌追悼行事期間の12日、光州の金大中元大統領コンベンションセンターで開かれる。和田教授は賞状とメダル、賞金1000万ウォンを授与される。同氏は授賞式後「金大中元大統領と東北アジア平和共同体」をテーマとして特別講演をする予定だ。
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