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李明博大統領が8日、新任国務総理候補者に金台鎬(キム・テホ)前慶尚南道知事(48)を指名し、長官級9人を入れ替える内閣改造を断行した。
40代総理の抜擢は歴代5番目で、1971年当時、45歳だった金鐘泌(キム・ジョンピル)元自民連総裁以後39年ぶりだ。政務を担当する特任長官には「政権の実力者」と呼ばれる李在五(イ・ジェオ)元国民権益委員長が7・28国会議員再・補欠選挙で当選し、11日ぶりにまた政府要職に起用された。
教育科学技術部長官にはイ・ジュホ教科部次官、文化体育観光部長官には新材民文化部1次官、雇用労働部長官に朴宰完(パク・ジェワン)元青瓦台国政企画首席ら大統領核心側近が抜擢された。6・2地方選挙で与党が敗れてから2カ月ぶりに李大統領が突き出した3期内閣カードは「世代交代実験」と「親政体制強化」だ。青瓦台高位関係者は「人選の核心は親政と活力」と言いながら「親政は大統領が直接政治をするということ」と説明した。内閣に厚く布陣される側近と親李系政治家を通じて李大統領の国政運営推進力を強化するという意味が内閣改造に盛りこまれているという話だ。この日発表された長官候補者7人(長官級の総理室長、中央労働委員長を除く)中、5人が李大統領直系だ。
青瓦台は金前知事の総理抜擢と今回指名された閣僚候補者の平均年齢が54歳である点を挙げて「活力ある内閣」になると強調した。今回の内閣改造で全体内閣の平均年齢は60.4歳から58歳と若くなった。
一方、民主党全賢姫(チョン・ヒョンヒ)スポークスマンは 「李大統領親衛部隊を全面に掲げた国民無視、歴代最悪の内閣改造」と批判した。
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