私はこの夏休み数日間、日本の東京に行ってきた。ところが滞在期間、日本全国ではわずか半月の間に暑さによる死亡者が210人を超えた。南側地方では最高39度まで上がった。日本は高い湿度によって同じ温度でも韓国より暑く感じる。暑さ地獄という言葉が現在の日本に当てはまる言葉のようだ。
日本ではこのごろ毎日熱中症で倒れ、病院に運ばれる人が多く発生する。7月中旬以降、日本全国から約4500の高校が参加する夏の全国高校野球大会予選が行われたが、試合中、暑さで体の異常を訴えた生徒がかなり多かった。ところが南半球の方は異常な寒波で、深刻な打撃を受けているという。夏とは反対に今回の冬、韓国や日本にも異常寒波がやってこないか。今回、酷暑を経験した私は、日本が冬には寒波地獄にならないか心配になったし、厚い雪に覆われた東京を想像してみた。映画や小説などフィクションで予言した地球の未来を想像する自分自身に苦笑したが、そのくらい東京は暑かった。
東京生まれである私が東京で初めて経験した今回の猛暑は、ホテルから一歩でも外に出れば直ちに直射日光が頭を突くような苦痛を与えた。その苦痛を無理して堪えれば確かに体に異常が生じると感じられるほど、強い日差しが頭にささってきた。滞在期間、終始経験した薄気味悪い体験だ。まるで脳の中までも太陽が浸透するようだった。
ロシア人たちはこれと反対に寒くて毛皮で作った厚い帽子をかぶるが、その理由はそうしなければ脳が凍って死んでしまうからだという。同じくとても暑い時は、脳が太陽の日差しで燃えて、人が死んでしまうのだろう。
日本人たちが守って来た美徳の中には「忍耐」を要求することが非常に多い。今回、熱中症や熱射病で死んだ人の中には「忍耐」という習慣と慣習を守った人が多かった。日本では夏を扇風機だけで過ごす人が意外に多い。そんな日本の人々が今回の暑さにより死亡している。扇風機は回っていても部屋がサウナのように熱くなって老夫婦が一緒に死亡してしまったケースも見られた。このような事件が日本で毎日発生した。異常気温である夏、蒸し暑さによってエアコンが贅沢ではない必需品時代が来たようだ。今回の日本滞在中、私は埼玉に住む母を一度訪ねたが、やはりエアコンをあまり使わずに生活していた。埼玉は連日37度を上回る猛暑で、心配になった。幸いにも家は涼しい風が入る位置なので、室内の気温があまり上がらない。そのため習慣どおりエアコンをつけないでいたのだった。
日本ではこのような暑さが毎年持続するものと判断した企業は暑さ対策の新製品開発を急いでいる。首にかければ頭まで涼しくなるネックレス型の器具などもそうだ。厳しい時期をチャンスにする人々とは、このような殺人的な猛暑までも希望に変えているのだ。
保坂祐二世宗大学教授(日本学)
【今日のイチオシ記事】
・日本、光復節に合わせて「植民謝罪」するというが…
・アフガン韓国工事現場へのロケット砲攻撃は現地警護会社の自作劇
・70代2人が猛暑で死亡
・政府「リビアとの交渉が進展…スパイ活動の誤解も解消」
・西海訓練開始…潜水艦とらえる魚雷発射
日本ではこのごろ毎日熱中症で倒れ、病院に運ばれる人が多く発生する。7月中旬以降、日本全国から約4500の高校が参加する夏の全国高校野球大会予選が行われたが、試合中、暑さで体の異常を訴えた生徒がかなり多かった。ところが南半球の方は異常な寒波で、深刻な打撃を受けているという。夏とは反対に今回の冬、韓国や日本にも異常寒波がやってこないか。今回、酷暑を経験した私は、日本が冬には寒波地獄にならないか心配になったし、厚い雪に覆われた東京を想像してみた。映画や小説などフィクションで予言した地球の未来を想像する自分自身に苦笑したが、そのくらい東京は暑かった。
東京生まれである私が東京で初めて経験した今回の猛暑は、ホテルから一歩でも外に出れば直ちに直射日光が頭を突くような苦痛を与えた。その苦痛を無理して堪えれば確かに体に異常が生じると感じられるほど、強い日差しが頭にささってきた。滞在期間、終始経験した薄気味悪い体験だ。まるで脳の中までも太陽が浸透するようだった。
ロシア人たちはこれと反対に寒くて毛皮で作った厚い帽子をかぶるが、その理由はそうしなければ脳が凍って死んでしまうからだという。同じくとても暑い時は、脳が太陽の日差しで燃えて、人が死んでしまうのだろう。
日本人たちが守って来た美徳の中には「忍耐」を要求することが非常に多い。今回、熱中症や熱射病で死んだ人の中には「忍耐」という習慣と慣習を守った人が多かった。日本では夏を扇風機だけで過ごす人が意外に多い。そんな日本の人々が今回の暑さにより死亡している。扇風機は回っていても部屋がサウナのように熱くなって老夫婦が一緒に死亡してしまったケースも見られた。このような事件が日本で毎日発生した。異常気温である夏、蒸し暑さによってエアコンが贅沢ではない必需品時代が来たようだ。今回の日本滞在中、私は埼玉に住む母を一度訪ねたが、やはりエアコンをあまり使わずに生活していた。埼玉は連日37度を上回る猛暑で、心配になった。幸いにも家は涼しい風が入る位置なので、室内の気温があまり上がらない。そのため習慣どおりエアコンをつけないでいたのだった。
日本ではこのような暑さが毎年持続するものと判断した企業は暑さ対策の新製品開発を急いでいる。首にかければ頭まで涼しくなるネックレス型の器具などもそうだ。厳しい時期をチャンスにする人々とは、このような殺人的な猛暑までも希望に変えているのだ。
保坂祐二世宗大学教授(日本学)
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