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現代車、「ソナタ」ボンネット開けられない米工場長を更迭

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 現代自動車米国アラバマ工場長が更迭された。現代車はアラバマ工場長のシン副社長を解任し、林永得(イム・ヨンドク)現地生産技術担当専務を後任に決めたと5日、明らかにした。アラバマ工場長の交代は、2月に同工場の製品にリコールが発生してして以来6カ月ぶり。

アラバマ工場は今年上半期、過去最高の実績を出したばかりだ。YFソナタの販売好調で稼働率は100%に達し、上半期の生産台数(15万4000台)は前年同期比40%以上急増した。今年末までには30万台を超える見込みだ。

今回の人事は品質と現場経営を強調する鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜(ヒョンデ・キア)車グループ会長の所信が作用したという。先月下旬に米国出張へ行った鄭会長は30日、アラバマ工場を訪れた。組立ラインを見回りながら(前任)工場長に「YFソナタのボンネットを開けてみなさい」と指示した。前任工場長がボンネットを開けようとしたが、ボンネットのフックを探せず他の同行者が代わりにボンネットを開けた。YFソナタはラジエーターグリルの内側にフックがかかっている。この日同行したある関係者は「(前任)工場長がボンネットをきちんと開けられないことに対し、鄭会長が品質と現場経営の重要性を強調したと考えればよい」と述べた。


一方、現代車は米国販売法人代表のイ・ビョンホ専務を副社長に昇進させた。マーケティング専門家のイ副社長は昨年、退職者補償プログラムなど新しいマーケティング戦略で米国市場シェアを5%まで高めた功労が認められた。今年上半期にはYFソナタの販売を成果を出し、初めて月平均販売台数が1万5000台を超えた。



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