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【社説】北朝鮮は脅迫の連続…後退すれば安保はない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 北朝鮮がまた対南軍事脅迫を始めた。もうクセになっているようだ。第2、第3の天安(チョンアン)艦事件を防ぐための韓国軍の西海(ソヘ、黄海)軍事訓練に「物理的対応打撃」を加えると脅迫したのだ。ますますひどくなり、見るに忍びない状況だ。実際に北朝鮮が火遊びをすれば、韓国軍は現場で直ちに強力対応をとらなければならない。二度と対南軍事脅迫を考えられないように導く必要がある。

西海地域の韓国軍の訓練は主に泰安(テアン)半島付近の海上で行われ、北方限界線(NLL)地域ではペクリョン島などに駐留する地上軍の砲射撃訓練が中心だ。完全にNLL南側の海上で行われる。これに対し北朝鮮は「直接的な軍事的侵攻行為」という言葉を使っている。こうした主張には決して屈服してはならない。天安艦事件の対応策として推進した対北朝鮮拡声器放送を北朝鮮の対南局地挑発の可能性を憂慮して中断したが、こういうことを繰り返せば、韓国の安保態勢は‘絵に描いた虎’に転落するだろう。

対北朝鮮政策と安保態勢はコインの表裏のようなものだ。今は天安艦事件の膺懲と北朝鮮核問題の進展のために北朝鮮に外交的、経済的圧力を加える状況だ。こうした政策が効果を得るためには、北朝鮮が挑発をやめさせる強力な軍事的抑止力が伴わなければならない。先月の東海(トンヘ、日本名・日本海)韓米連合軍事訓練もこうした目的だ。奇襲攻撃を完璧に防ぐのはやさしいことではない。それなら北朝鮮が挑発した時、直ちに強力に膺懲することで再発をあきらめさせなければならない。柔軟な対北朝鮮政策をとることも重要だ。北朝鮮は金大中(キム・デジュン)大統領時代にも西海上で二度挑発したが、韓国軍の強力な対応で敗退した。今度も北朝鮮が挑発すれば、同じ結果を抱かせる必要がある。


対南脅迫と挑発を繰り返す北朝鮮は自らを省みるべきだ。外部の支援なしには住民をきちんと食べさせることもできない状況で脅迫と挑発を繰り返すのは敗亡を催促するだけだ。



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