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UAE、北東アジア石油備蓄基地を韓国に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 アラブ首長国連邦(UAE)が韓国に石油備蓄基地を構築する事業を本格的に推進する。

韓国石油公社とUAE国営石油会社ADNOC(Abu Dhabi National Oil Company)は2日、京畿道安養市(キョンギド・アニャンシ)石油公社本社で、石油備蓄および油田開発分野の協力のための了解覚書(MOU)を締結した。

公社は昨年からUAEと石油備蓄基地問題を議論してきた。 UAEは韓国内の商業用貯蔵施設や公共備蓄施設を北東アジアの石油需要に対応する物流基地として活用することを希望している。 国際原油価格が急騰した08年ごろ増やしておいた施設から出てくる物量を適切な場所に備蓄した後、必要な時に取り出して販売するのが、生産施設を減らすよりもはるかに少ない費用で済むからだ。 特に最近、原油使用量が増え続けている北東アジアで、備蓄インフラが最もよく整っている韓国が最優先候補地に選ばれた。 UAEは当初、1000万バレル規模の備蓄基地を韓国側に要求した。


韓国政府と石油公社もUAEの提案を積極的に受け入れ、実務検討してきた。 UAEが韓国の物流基地を基盤に石油販売事業を推進すれば、北東アジアのオイルハブを構築するのに有利な環境になるからだ。

しかし貸与料問題が引っかかっている。 UAE側は無償貸与を要求した半面、韓国側は適当な貸与量を受ける必要があるという立場を守っている。 この問題はまだ合意していない。

今回のMOUは、こうした隔たりにもかかわらず、今後、備蓄基地問題を積極的に推進するという両国の意志を確認したということに意味がある。 両国はひとまず備蓄基地貸与規模を200万バレルとすることで合意した。 UAEが韓国に供給する8-10日分の物量に該当する。 当初より物量が減ったことについて石油公社の関係者は「すぐにUAEに貸与できる空間が多くないため」とし「ひとまず200万バレルから始めた後、民間基地が完工したり、UAE側の要求があれば増やしていくことにした」と説明した。

一方、今回のMOU締結で石油公社がUAEの油田開発に参加できる道も開かれた。 石油公社は近い将来、ADNOCとともにアブダビ内の油田・ガス田探査のための共同評価チームを構成する方針だ。 韓国が中東産油国の油田開発に技術的パートナーとして参加するのは今回が初めてとなる。



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