アフガニスタンやイラクなどで反乱軍またはテロ犯が使用する即席爆発装置(IED)をレーザーで遠隔爆破できる、という研究結果が出てきた。
国防科学研究所(所長パク・チャンギュ)のシン・ワンスン博士が2日、大田(テジョン)コンベンションセンターで開かれた「国防科学研究所(ADD)創設40周年総合学術大会」で発表した論文「レーザーによる遠距離火薬点火」でだ。
シン博士によると、レーザーを125メートル離れた場所から即席爆発装置に10秒間照らせば爆発物が爆破するという。シン博士は、もう少し強力なレーザーを使えば1キロ離れた場所から厚さ1.5ミリの金属ケースに入った火薬も10秒以内に点火させて爆破できる、という実験結果を出した。IEDはアフガニスタンで米軍死傷者を最も多く出すテロ犯の武器。
シン博士は「この結果は一部の実験と理論を根拠に出したもので、実用化するためには追加の研究が必要」と述べた。
3日間開かれる今回の学術大会では、地上武器、海洋武器、航空宇宙武器、誘導武器、通信電子、監視偵察情報、新特殊エネルギー、試験評価など8分野で計726件の論文が発表される。
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