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【ほろ酔いトーク】キム・ハヌルの3つの秘密

ⓒ JES/中央日報日本語版

キム・ハヌル



清純で可憐で、またふてぶてしいキャラやコミカルなキャラ、そうかと思えばセクシーな女性まで。1996年のデビュー以後14年間、さまざまに変化したキム・ハヌル(32)。その変身ぶりは実に驚くほどだった。役者たちに「変身」は新しい作品ごとに宿命のように要求される課題だが、またいい加減に済ませられない壁のようなもの。しかしキム・ハヌルは男性たちのロマンを刺激する可愛らしい女性、容易に近付けないファムファタール、秘密任務を遂行する最精鋭女スパイ、そしてまた1人の男に純情を捧げる女と、絶えず変身し、自分の演技の領域を無限大に拡張した。

MBCドラマ「ロードナンバーワン」で悲恋のヒロイン、キム・スヨン役を演じる彼女に、ワインを添えた夕食の席で会った。「ロードナンバーワン」は100%事前制作ドラマなので、彼女は毎週水曜日と木曜日の夜には、家で母親と視聴するとのこと。


この日もたまたま「ロードナンバーワン」が放送される水曜日の夜。ソウル巡和洞のフュージョンレストランで、赤ワイン1本と各種料理を前に、楽しく対話を交わした。キム・ハヌルは見た目よりよく食べた。てんぷら、のり巻き、海産物と野菜の炒め物、牛肉サラダなどをたくさん注文し、おいしそうに食べていた。朝を食べた後、お昼を抜いて1日中インタビューが続いておなかがすいていたという。ところで彼女は箸を左手で持っていた。

◆知らなかった秘密1 左利き

--左利きだったんですね。

「はい、元々左手を使います。字は右手で書いて。ほか、はさみ作業や箸、スポーツなどはすべて左手です。両手使いなんです。幼いころ左手を使って父に叱られました。でも父だって左利きなんです」

--作品では左ききというイメージはありません。

「作品によって毎度監督と相談します。『このキャラクターには右手ですかね。左手ですかね』って。しかしデビューのころは当然右手で演じなければならないと思い、そのまま右手でしました。ドラマ『秘密』(00)見ると、右手で頬を殴る動作がちょっとぎこちないです(笑)」

--始球式の時の姿を思い出しますね。

キム・ハヌルは昨年4月、映画「7級公務員」公開後、広報の一環で、ソウルと釜山でプロ野球の始球式をしました。あの時、左手で投げて左打席でバットを振った。

◆秘密2 日本宮崎駿監督の熱狂的なファン

--日本によく行くそうですが、まさか隠れ恋人がいるのではないですよね。

「そんなとんでもない(笑)。大阪にとても親しいお姉さんがいます。元々は私のファンだったのですが、互いに往き来していたら、もうかけがえのない友達になりました。そのお姉さんは私のために韓国語も学びました。私も日本に親しくなりました」

--日本に行けば何が良いんですか。

「京都にある清水寺など自然と一団となった寺が素敵です。そして宮崎駿監督のアニメーションが大好きです。『となりのトトロ』『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』などが好きです。この中でも2002年の「千と千尋の神隠し」は本当に想像力にすぐれた作品だと思います」

--宮崎監督の新作が9月に出るが。

「知っています『借りぐらしのアリエッティ』です。人間に知られずに彼らの品物を借りながら生きて行く床下の小人たちの世界を描いた作品だそうですね。早く見たいです」

◆秘密3 4年たったオープンスポーツカーの走行距離わずか3300キロ

--高価なスポーツカーとはまたどうしてですか。

「私の乗用車ですか。コンバーチブルスポーツカーなのに黒なので“カムカミ”(真っ暗闇)と呼びます。ちょっと高価ではあります。4年前に思い切って買いました。しかし以前までは何を買うにしても家族に買い、車も家族用に買いましたが、初めて自分が自分にプレゼントしたのがこれでした」

--スポーツカーならスピードも出ますね。

「出せません。臆病で出せないんです。130キロ以上は踏んでみたこともありません。たまに高徳洞の家から京畿道光陵樹木園の方へ1人でドライブに行きます。うら寂しい田舎道で屋根を開けて走ると、心が晴れてさわやかになります」

彼女の話は事実だった。マネジャーの話によると、4年前に購入した「カムカミ」の走行距離はわずか3300キロ。出退勤用乗用車の場合、少なくとも1年に1万キロ以上を走るのと比べると、ほとんど乗っていない計算だった。



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