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「キム・ジョンウン青年将軍の信頼に応えられなかった」…W杯代表を思想批判

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 先月21日、南アフリカワールドカップ(W杯)のポルトガル戦で7-0の惨敗を喫した北朝鮮サッカー代表チームが帰国後、思想批判を受けたと、米国自由アジア放送(RFA)が27日報じた。

この放送は「2日、平壌(ピョンヤン)人民文化宮殿にW杯出場のサッカー選手を呼んで思想闘争会議が開かれた」と、‘北朝鮮情報に精通した中国人事業家’の話を引用して伝えた。在日同胞の鄭大世(チョン・テセ)と安英学(アン・ヨンハク)は対象から除かれたと、放送は明らかにした。

自由アジア放送は「労働党組織指導部副部長、朴明哲(パク・ミョンチョル)体育相らが出席した中、W杯出場選手に対する非公開大論争会があった」とし「体育省傘下の種目別選手、平壌体育大学・金日成(キム・イルソン)総合大学などの体育学部学生400人余りが出席した」と紹介した。続いて「代表チームのキム・ジョンフン監督と選手を舞台にあげて、体育省傘下の種目別選手代表と大学代表の批判が行われた」と伝えた。放送は「会議の最後には代表チーム選手を一人ずつ出してキム・ジョンフン監督を批判させた」と付け加えた。


北朝鮮はW杯史上初めてポルトガル戦を北朝鮮中央テレビで生中継した。しかし惨敗に終わり、テレビ解説者が言葉を失って中継を急いで終えた。このためサッカー代表はもちろん、生中継を決めて恥を招いた宣伝・扇動ラインに対する問責があるという観測が提起されてきた。特に44年ぶりW杯本大会進出を金正日(キム・ジョンイル)後継体制構築に活用しようとしていた計画に支障が生じたという分析も出てきた。

自由アジア放送はある北朝鮮消息筋を引用し、「今回の大論争の内容は『キム・ジョンウン(後継者で内定した金正日の三男)青年将軍の信頼に応えられなかった』ということで誰かが責任を取るべきだが、おそらくキム・ジョンフン監督は無事でなかっただろう」と伝えた。



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