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国産電気車、平地で時速60キロ超…上り坂では力不足(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

CT&Tの低速電気車「eゾーン」の内部。



◇走行距離=「不便を甘受して短い距離を走るには大きな問題がない。しかし…」。ソウル市南山別館クリーン環境本部で聞いた最初の言葉だ。ソウル市は電気車製造会社CT&Tの低速電気車「eゾーン」19台を運営している。

試乗の前、ソウル市側は車を5時間充電した。現在、6キロワット級(最初容量7キロワット級)のバッテリーを充電すれば、30キロほど運転できる。しかしこれは冷暖房をつけず、渋滞していない場合の最大距離。ソウル市は事実上、低速電気車の走行距離を20キロ前後とみて車を運営している。クリーン環境本部は所属車を主に往復距離5キロ程度の南山別館-西小門本館を行き来するのに利用する。最も遠い距離は南山別館から麻浦(マポ)区役所まで往復した約20キロ。キム・ファンレ・ソウル市グリーンカー普及チーム長は「電気車の問題は一度の充電で走れる距離が短いという点。充電状態を心配しながら車を走らせなければならない」と述べた。


CT&Tは鉛蓄(pb)バッテリーを搭載した電気車を出している。鉛蓄の代わりにリチウム(Li)ポリマーバッテリーを使用すれば100キロまで走行でき、弱点を補完できる見込みだ。リチウム電気車は現在の政府の認証過程中だ。

◇販売価格=「eゾーン」の販売価格は1500万ウォン(約110万円)前後。市販中の1000cc国産軽自動車価格より高い。リチウム電気車の販売価格は2000万ウォンを超える見込みだ。価格では一般車と競争にならない。電気車製造会社が政府補助金を要請する理由だ。環境部は高速電気車(FSEV)に一年間補助金を支援すると公表した状態だ。

パク・ヨンスCT&T常務は「日本はすべての電気車に77万円(約1000万ウォン)の補助金を支給している。これほどではなくても、国内でハイブリッド車に適用されている税金減免(約310万ウォン)程度が電気車に適用されてこそ価格競争力が生じる」と述べた。

急速充電器の拡大も課題だ。ソウルには計41台の電気車用充電器が設置されている。このうち急速充電器はわずか2台。一般充電器で充電すれば5時間かかる半面、急速充電器では20-30分で充電が終わる。





国産電気車、平地で時速60キロ超…上り坂では力不足(1)

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