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深夜の人質劇…「結婚に反対する恋人の母を殺害」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 ソウルで20代の男が恋人の女性とその母を人質に取ってマンションに立てこもる事件が発生した。

ソウル中浪(チュンラン)警察署によると、23日午後4時ごろ、パク容疑者(25)がソウル中浪区のマンション15階にある恋人キムさん(26)の家に入り、キムさんと母ソンさん(59)を刃物で脅して部屋に閉じ込めた。パク容疑者は「恋人との結婚に反対された」という理由で犯行に及んだという。

キムさんの親子の悲鳴を聞いた隣の住民の申告を受け、警察特攻隊およそ20人が現場に出動した。万一の事態に備えてマンション周辺に大型エアマットと一般マット10枚が設置された。消防車9台も配置された。住民200人余りがマンションの下に集まり、この状況を見守った。


警察はソウル地方警察庁所属のプロファイラーと警察特攻隊交渉専門家を投じてパク容疑者を説得した。しかし母のソンさんは刃物で刺されたと伝えられた。警察は「命が危いかもしれないので119救助隊員を入れてほしい」とし、119救助隊に偽装した警察特攻隊員を投入しようとしたが、パク容疑者はこれに応じなかった。パク容疑者は「恋人の母はすでに死んだ。恋人と対話をするから邪魔をするな」とし、7時間以上も交渉を拒否した。

警察関係者は「まだ人質が無事かどうかは確認されていない。物理力を使って進入する場合、追加の被害が生じるおそれがある」とし「警察特攻隊を待機させておき、万一の事態に備えている」と述べた。

警察関係者は「パク容疑者、人質のキムさんとは電話で話している」とし「2人とも母のソンさんが死亡したと話している」と伝えた。キムさんは父の電話でも「母が死んだ」と話したと伝えられた。



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