2004年のことだ。 パク・ヨンハさんは九州鹿児島県でトークショーを開催した。 数万人の申込者のうち抽選で300人だけがサイン会に参加できた。 筋萎縮症で20年間余り人工呼吸器をつけているイシバシ・エツコさん(36)も運よく当選者の一人になった。 しかし前日‘ドクターストップ’がかかった。 落胆したイシバシさんは失望し、一晩中涙を流した。 パク・ヨンハさんは行事場所で関係者からこうした事情を聞いた。 行事の後、鹿児島空港へ行く途中、パク・ヨンハさんはスタッフの反対にもかかわらず車を病院に向かわせた。 そしてベッドで横になっているイシバシさんの手をしっかりと握って去っていった。 わずか10分間のことだった。 しかしその真心は日本全国の涙を誘った。
#2.東京・新宿の新大久保駅。 先日、この駅の改札口の前で、木魚をたたきながら読経する僧侶に会った。 気になって尋ねてみると、この9年間ほとんど毎日ここに来て経を読んでいるということだった。 01年1月26日にこの駅で日本人の飲酒者を助けようとして命を落とした故李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26歳)が有難く、そうしているという。 それだけではない。 この駅構内に設置された李秀賢さんの記念碑の下には今でも時々、花が置かれている。 「私たちも李秀賢さんのために花を片づけない。 枯れるまで置いておき、枯れてから片づける」という駅務員の言葉を聞いて胸が熱くなった。 今年5月に韓国を訪問した岡田克也日本外相は釜山(プサン)にある李秀賢さんの墓を訪れて献花しながら「日本国民は李秀賢さんを永遠に忘れない」と述べた。 10年が過ぎても変わらないこうした日本人の心は結局、李秀賢さん真心があったからだ。 真心が真心を生んだのだ。
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