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KAL(大韓航空)858機爆破犯で元北朝鮮工作員の金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏(48)が日本訪問の対価として日本政府から約2000万-3000万円を受けたと伝えられている。
90年代後半に韓国で金氏と会った日本の消息筋は20日、「金賢姫氏の訪日が早期に実現しなかったのは、日本訪問の対価としていくら支払うべきかという議論があって遅れたのだろう」とし「おそらく金賢姫氏は2000万-3000万円を受けたとみられる」と述べた。この人物は「北朝鮮の拉致被害者問題に関し、金賢姫氏がどんな証拠を出すかによって支払われる費用が変わるのではないか」と伝えた。
これと関連し、日本の日刊ゲンダイは21日付の記事で、金賢姫氏が日本を訪問する対価として3000万円を受けたと推定されると報じた。同紙は日本政府が金賢姫訪日プロジェクト費用として計1億円を使ったと伝えた。同紙は詳しい内訳は明らかにしなかったが、日本政府が金氏のために特別チャーター機を飛ばしただけでも数千万円を使ったと推測した。また外国人特派員を相手にした特別インタビューが行われれば、金氏はその対価として数百万円を受けるとみられる、と明らかにした。
一方、金氏は20日午前2時、日本政府が準備した特別チャーター機で仁川(インチョン)空港を出発し、午前4時ごろ、東京羽田空港に到着した。金氏は日本到着後、長野県軽井沢にある鳩山由紀夫前首相の別荘へ向かった。金氏が滞在中の鳩山前首相の別荘は約7200坪規模の敷地に建てられた140坪の建物。
日本の警察が警護しやすいうえ、日本人拉致被害者を象徴する横田めぐみさんが拉致された新潟県からも近く、ここを宿舎に決めたと伝えられている。金氏は21日、日本拉致被害者の家族とともに横田めぐみさんが拉致された新潟に行くことが有力視される。
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