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脱北者「キム・ジョンウンが後継者…昨年初めから住民に伝える」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長(68)の三男キム・ジョンウン(26)を後継者に内定した事実を、昨年初め、住民に初めて知らせ始めたと、教師出身の脱北者が8日明らかにした。

黄海道(ホァンヘド)で教師をしていたチャンさん(25、女性)は脱北者定着支援施設である京畿道安城(キョンギド・アンソン)ハナ院で記者らと会い、「昨年2月末から3月初め、副校長が教員を集め、『20代青年大将のキム大将(キム・ジョンウン)が後継者になる』と話した」とし「副校長は『学生たちには知らせるな』と言った」と紹介した。この副校長は当時、50ページほどの「キム・ジョンウン偉大性資料」を教員に配ったと、チャンさんは伝えた。

チャンさんは「その後『チョクチョクチョク』(キム・ジョンウン称賛歌謡『歩み』のこと)が登場し、5月にはキム・ジョンウンの名前が出てきた」とし「この時から学生にも知らせ始めた」と説明した。


チャンさんは「当時、教師らは心の中で‘3代目に引き継がれてまたこうなるのか’と思いながら嫌そうな反応を見せた」と伝えた。

北朝鮮は昨年春、生産増大のための「150日戦闘」を繰り広げながら「青年大将が指導する」と宣伝し、昨年4月15日の金日成(キム・イルソン)誕生日に大同江(テドンガン)で行われた豪華花火もキム・ジョンウンが創造して指導したという形で住民に知らせたと、チャンさんは説明した。

チャンさんは「キム・ジョンウンが父の金正日の現地指導の時、まず安全状態などを点検する、という内容が偉大性資料に書かれていた」と伝えた。また「キム・ジョンウンが現場に行けば、降っていた雨がやんで虹が出るというように伝説化した内容もあった」と紹介した。

チャンさんは昨年9月に脱北して今年2月に入国、5月からハナ院で教育を受けている。



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