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外部輸血+デザイン経営、現代・起亜車が変わった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇危機をチャンスに=金融危機後、世界自動車業界の勝者には現代・起亜車とフォードが挙げられる。現代・起亜車はウォン安の追い風を受けたうえ、競争会社トヨタの大量リコールで反射利益を得た。

昨年1月に現代自動車米国法人(HMA)が導入した「失職者補償プログラム」は世界自動車マーケティングに残る記録になった。当時新車を購入してから1年以内に失職した場合、車を返却できるようにした。この影響で昨年は米国で前年比9%増の43万5064台を販売した。上位10位圏の自動車企業のうち唯一、昨年の販売が増えた企業になった。

今年上半期の海外販売は現代車が144万2105台で、前年同期比34%増えた。起亜車は76万2072台で歴代最高の62%増となった。世界自動車会社の中で最高の販売増加率だ。内需を含む現代・起亜車の今年上半期の全体販売台数は275万台で、前年上半期に比べ34%増えた。これはGM・トヨタ・フォルクスワーゲン・フォードに次ぐ世界5位の販売台数。


◇海外生産基地の拡張=2012年には中国130万台など海外だけで年間350万台の生産基地を確保する。世界自動車史上最短期間で300万台を超える海外生産基地を構築する。グローバル自動車会社のうち海外に年産300万台の工場を保有する企業はトヨタ・GM・フォルクスワーゲングループの3社。現代・起亜車は国内と合わせれば年産650万台で、トヨタ・GMに次ぐ世界3位となる。

横浜国立大のチョ・ドゥソプ教授(経営学)は「70年代後半に三菱自動車から技術を学んだ現代車が、技術独立を通して00年以後10年で300万台を超える海外生産基地を構築したのは産業史に残る成果」と評価した。

このように海外で善戦し、新たなDNAを組み入れているが、まだ不足した点がある。自動車調査機関マーケティングインサイトの調査で、国内顧客満足度が落ちたことが明らかになった。特に新車が出る度に値上げしている点が国内消費者の反感を買っている。その結果、国内大型車市場で消費者が輸入車に目を向けている。「エクウス」「ジェネシス」「オピラス」など大型車とベンツ・BMWなどプレミアム輸入車の価格差が5%以内に狭まり、今年上半期の大型車市場で輸入車のシェアは35%を超えた。

ユジン証券のアナリスト、パク・ソンウォン氏は「内需市場の80%以上を占める現代・起亜車が海外市場ほど国内でも誠意を示してこそ今の位置を維持できるだろう」と述べた。



外部輸血+デザイン経営、現代・起亜車が変わった(1)

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