|
サッカー日本代表が南アフリカワールドカップ(W杯)16強戦で脱落したが、日本列島は温かい反応を見せている。
主要メディアは、青いユニフォームを着た‘サムライブルー’が世界舞台で日本サッカーの可能性を見せたとし、称賛一色で報道した。食堂などで同僚と一緒に応援したファンは敗戦を惜しみながら、試合が終わった後も帰宅せず、街中を闊歩した。
パラグアイ戦を独占放映したTBSは30日午前5時から3時間の特集放送で日本代表の活躍を伝えた。司会者は明るい表情で選手の家族と言葉を交わした。PK戦でキックに失敗した選手の親にも慰労の言葉を伝えた。
朝日新聞は延長戦まで120分間‘完全燃焼’する好ゲームを見せたとし、代表チームを称えた。同紙は代表チームが最後まで集中力を切らさずに善戦したと報じた。
日本メディアが代表チームを称賛するのは今回のW杯で予想外の成績を出したからだ。日本では当初、1次リーグ通過どおろか、1勝もできないという見方が大半だった。しかし試合を行う度に善戦すると、国内で希望が広がり、8強に進出すればアジア最強になれるという期待感が膨らんだ。
岡田武史監督は‘拙将’から‘名将’に格上げされた。岡田監督は大会前、評価試合を最低の成績で終え、歴代最悪の監督という非難を浴びていた。
東京新聞は「岡田方式が通用した」と題した記事で、岡田監督は97年、早稲田大学の同期生に「(98年W杯が終われば)二度と代表監督は引き受けない」と断言したが、結局また代表チームを指揮し、遠征W杯初の16強進出という偉業を成し遂げた、と称賛した。
岡田監督は記者会見で進路に関する質問を受けると、「私が(代表チームで)これ以上することはないようだ」と述べ、代表監督から退く考えを明らかにした。日本サッカーファンの間では岡田監督を次期日本サッカー協会会長に選出しようという雰囲気も出ている。
【今日のイチオシ記事】
・「ギャラクシーSの注文量すでに100万台超」
・<W杯>「ブブゼラも誤審の原因…集中力低下、無線マイクも聞こえない」
・北朝鮮大使、韓国の大使の腕をつかみ「こんなやり方でやるなら…」
・韓流スターの死…日本に衝撃が走った
・【ニュース分析】中国の壁に阻まれた対北制裁、安保理議長声明も容易でない
この記事を読んで…