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今年、1人当たりの国民所得が3年ぶりに2万ドルを回復する見込みだ。企画財政部は28日、今年の1人当たりの国民総所得(GNI、名目基準)は昨年の1万7175ドルより3400ドル(20%)多い2万610ドルになると予想した。韓国の1人当たりの国民所得は07年に2万1659ドルを記録したが、翌年は1万ドル台に落ちた。
国際通貨基金(IMF)は昨年の世界経済展望で、韓国の国民所得は2012年に2万ドル台を回復すると予想した。予想より早く2万ドルを回復する理由は何よりも速い景気回復だ。昨年0.2%だった経済成長率は今年5%台に高まる見込みだ。政府は最近、今年の経済成長率予測値を5%から5.8%に上方修正した。
さらに韓国ウォンも昨年の平均(1ドル=1276ウォン)より高い1ドル=1200ウォン台前半を維持し、ドル基準の国民所得を高める要因になっている。しかし不安定な為替レートは依然として危険要素として残っている。通貨危機直後の1988年にも韓国ウォンが47.1%も値下がりし、国民所得が34.2%も減少している。
国内物価も伏兵として作用する可能性がある。物価が上がれば消費が低迷するうえ、輸出競争力も落ち、予想した経済成長率を達成しないことがあるからだ。
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