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<W杯>北朝鮮住民たち「選手が山里に追放されないか心配」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮サッカーチームは世界最強ブラジルとの試合で1-2で敗れたが、予想以上の善戦をして注目を集めた。しかし続くポルトガルとの試合では0-7で惨敗、コートジアボワール戦でも0-3と元気なく敗れた。このため、北朝鮮選手団が帰国後、北朝鮮でどんな待遇をされるかに関心が集まっている。

1966年ワールドカップで北朝鮮チームをベスト8に導いた主人公パク・ドゥイク氏はAPTN(AP通信のテレビ放送)のインタビューで「彼らが帰国すれば官僚たちや多くの人民が空港に出て歓迎するだろう」と話した。「ワールドカップ大会に出場したことそのものが成功だから」と付け加えた。香港の有力日刊紙である明報も26日で訪朝取材特集記事を掲載し「北朝鮮サッカー代表チーム選手たちと監督はG組予選で3敗したが、帰国後、家をもらうなど、賞を受けるだろう」と報道した。また北朝鮮サッカー代表チームの選手たちはすでに有名人で、すぐれた技術を見せた何人かの選手は住宅や奨励金はもちろん、自動車までもらうだろうと明報記者は予想した。しかし北朝鮮住民たちは続く惨敗で選手たちが不利益を受けないか心配しているという。イ・グムリョン自由北朝鮮放送本部長は「最近、携帯電話で通話した北朝鮮住民たちは皆、不安そうだった」と話した。

イ本部長によると北朝鮮の住民チェさん(45)は「選手らは食べれば頑張れる。気力が落ちて後半戦、ゴールを奪われた」とし「職場へ出ると、その子たちが戻ったら皆、山里に追放されると異口同音で言っている」と伝えた。住民イさん(34)も「選手たちが試合で負けて帰ってきたら追放されるのではないか、心配ばかりしている」と話す。


イ本部長は「試合に出た北朝鮮選手たちは勝てば英雄で、負ければ“山里に追放”という心的負担を持っている」と主張した。また「66年W杯でベスト8に入ったが、帰国後3カ月以上続いた思想闘争大論争後、全員が耀徳収容所や監獄行きになった」とし「良くても炭鉱か林業追放」と付け加えた。当時、選手団に対して思想論争が起こったことは「米国、イギリス情報機関が送ってきた女性に(選手たちが)力を奪われた」といううわさのためだった。





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