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‘品質劣等生’米国車GM・フォードの成績が好転…JDパワー調査

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

レクサスLS460、現代アクセント(上から)

レクサスLS460、現代アクセント(上から)

 新車の品質水準を評価する米国JDパワーの「2010年初期品質調査(IQS)」の結果が最近発表された。 今年はこれまで品質面で低い評価を受けてきた米国のGM・フォードの躍進が目を引いた。 トヨタは調査時点が米国内の大型リコール波紋が強まった時期と重なったことで大幅に落ちた。 しかしレクサスやホンダなど日本車の地位は相変わらずだった。 現代(ヒョンデ)車と起亜(キア)車は‘警告灯’が点灯した。 現代車はブランド順位で昨年より3つも低い7位に落ちたうえ、部門別順位でも中・大型セダン部門推薦順位(3位以内)に含まれなかった。 起亜車も下位圏を抜け出せなかった。



◇米国車が躍進=100台当たりの不満件数を集計したこの調査で、GM・フォード・クライスラーの米国‘ビッグ3’の平均件数は108件と、日本メーカーの平均不満件数と同じだった。 過去に比べると米国車の品質水準が向上したのだ。


韓国産は平均111件、ヨーロッパ産は114件だった。 GMは調査対象14モデルのうち10モデルが部門別推薦車(3位以内)に選ばれ、4モデルが全体平均を下回った。 フォードは「フォーカス」「フュージョン」など12モデルが部門別推薦車に含まれ、善戦した。

今回の調査で最も目を引いたのは中型車(Midsize Car)部門。 ホンダ「アコード」が1位だったが、2・3位にはフォード「フュージョン」とシボレー(GM系列)「マリブ」が入った。 米国車が中型車で2・3位に入ったのは00年以来初めて。 現代「ソナタ」は米国車の躍進で4位にとどまり、推薦車から外れた。 推薦車だったトヨタ「カムリ」はリコールの影響で順位内に入らなかった。

現代車は日本車と競争する小型車(Sub-Compact Car)部門で上位に入った。 「アクセント」(国内名ベルナ)が1位で、2位はトヨタ「ヤリス」、3位がホンダ「フィット」だった。 準中型級(Compact Car)では米国車のフォード「フォーカス」が1位、ホンダ「シビック」と現代「エラントラ」(アバンテ)が後を続いた。

米国ビッグ3の善戦はトヨタのリコール波紋による反射利益によるものというのが業界専門家の見方だ。 しかし米国車が3-4年前から品質改善に力を注いできた結果が反映されているという評価も少なくない。



◇ブランド別に明暗=プレミアムと一般ブランドを合わせた全体ブランド順位で、4ドアセダンの「パナメラ」を出したポルシェが83件の不満件数で1位になった。 ポルシェはJDパワー調査で毎回3位以内に名を連ねるほど最高の品質で評価を受けてきた。 1台当たり平均価格が7万ドルを超えるスポーツカーのポルシェは、出退勤用セダンよりも相対的に不満件数が少ないと解釈される。

ホンダのプレミアムブランドであるアキュラが2位、ベンツが3位、レクサスが4位だった。 続いてフォードが5位、ホンダが6位、現代が7位。 昨年現代より低かったホンダが今年は逆転した。

現代車は一般ブランドで3位だったが、今回の調査結果には衝撃を受けている。 一般ブランドでフォードを下回ったのは03年上半期以来初めてだからだ。 フォードは昨年の8位から3つも浮上した。 レクサスは昨年の1位から4位に落ちた。

最も大幅に順位を落としたブランドはトヨタ。 昨年の6位から21位に落ちた。 過去最悪の成績だ。 トヨタの100台当たりの欠陥件数は117件で、全体平均(109件)を上回った。 起亜車は100台当たり126件の不満件数で、全体33ブランドのうち26位だった。 起亜車は唯一「グランドカーニバル」(米国名「セドナ」)がミニバン部門で2位に入った。



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