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【噴水台】ウルグアイ戦略

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

(写真:中央日報日本語版)



ソウルから地球の中心を貫通すればウルグアイ南東側の海上が出てくる。 対蹠点だ。 緯度と経度が私たちと全く反対になる。 したがってここが春なら、そこは秋だ。 ここで6月は蒸し暑い時期だが、そこは1年で最も寒い月となる。 このように正確に地球の反対側にあれば、すべての物産や文化も逆になるのだろうか。 いや、むしろ似た点が多いようだ。 あたかも裏表が異なる一つのコインのように。

ウルグアイはブラジルとアルゼンチンの間に挟まれた小さな国だ。 マゼランが東方へ行く水路と錯覚したリオネグロはその後、ポルトガルとスペインの角逐場となる。 英雄ガリバルディの‘赤シャツ’軍団の力だったのか。 ブラジルから独立を勝ち取るが、文化は双方を一つにする。 このため伝統祭典の「カルナバル」も、ブラジルを象徴するサンバとアルゼンチンを象徴するタンゴが交わる。 私たちが大陸と海洋勢力の懸け橋の役割をするのと似ている。 一方では他の南米国家とは違い‘偏向した’人種分布を持つ。 イタリア系とスペイン系を中心に白人が88%にのぼる。


しかし「ウルグアイ」という言葉は私たちにとって何か引っかかる。 何よりも「ウルグアイ・ラウンド」がそうだ。 米国・日本と欧州が世界市場をめぐり覇権を分け合いながら、私たちに農産物市場の開放という宿題を投じたのだ。 1990年代半ば、全国の農家が悲鳴をあげたが、牛も涙を流すという意味の‘ウル(牛涙)~コイ(鳴く様子)~」だった。 さらに最近はウルグアイ産エイも増えている。 南米から輸入される冷凍エイの相当量がウルグアイ産だ。 刺し身はさておき、スープや蒸し物は十中八九がそうだ。 黒山島(フクサンド)漁民の目が赤くなる。 さらにサッカーも歴代成績で4戦4敗だ。 幸い、点差は大きくない。 公式試合は1990年イタリアワールドカップ(W杯)で1-0で敗れたのがすべてだ。

韓国サッカーが26日夜、ウルグアイと会心の一戦を繰り広げる。 ウルグアイは第1回W杯開催国で、サッカーは国技と変わらない。 ミニサッカーの「フットサル」が初めて始まった国でもある。 そのためか、狭くて密集したところでもボールをうまく扱う。 南米サッカーの典型である中央突破の元祖ということだ。 しかし韓国には‘蹴鞠’がある。 三国史記を見ると、金春秋(キム・チュンチュ)と金庾信(キム・ユシン)が蹴鞠を競う。 結局、「フットサル」と「蹴鞠」DNAの対決ということだ。 ところが蹴鞠のルールはチェギチャギ(羽蹴り)のように‘空中ボール’だった。 それなら、ボレーシュートとヘディングシュートが勝負を決める現代サッカーで‘蹴鞠’スタイルに勝算があのではないだろうか。

朴鍾権(パク・ジョングォン)論説委員



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