「私たちが望む複合リゾート事業の立地として韓国は最も適している。 （シンガポールマリーナベイサンズホテルを指しながら）これが気に入るなら韓国にも建設するので、カジノを認可してほしい」。

米カジノリゾート開発会社サンズグループのアデルソン会長（７７）は２４日、「韓国をマカオとシンガポールに続きアジア３番目の投資先にしている」と明らかにした。

サンズグループがいう複合リゾートとは、ホテル・コンベンション・カジノ・ショー産業を一つにした大型団地だ。 アデルソン会長は２６日ごろ訪韓し、サンズグループが５５億ドルを投資したマリーナベイ複合リゾートをベンチマーキングの対象にしようと韓国政府関係者に提案する予定だと述べた。


アデルソン会長が韓国にラブコールを送ったのは今回が初めてではない。 この２年間、何度か訪韓し、政府・地方自治体の関係者と接触しながら、立地条件・基盤施設などを検討してきた。 アデルソン会長は「韓国はインフラと立地条件が良い。特にソウル、仁川（インチョン）永宗島（ヨンジョンド）が複合リゾートの位置として好ましい」と述べた。

しかし韓国人のカジノ出入りを厳格に制限する国内法のため、アデルソン会長の希望が実現するかどうかは不透明だ。 アデルソン会長は「米ラスベガスやシンガポールマリーナベイなど複合リゾート事業でカジノの売上比率は１０％にもならない」とし「コンベンション産業・ホテル業などがより重要な役割をするという点を理解してほしい」と強調した。

アデルソン会長は韓国政府にカジノ導入による副作用を最小化する案も提案する計画だ。 シンガポール政府がマリーナベイリゾートのカジノ施設を運営しながら、国内人に入場料を高くしたり、ギャンブル中毒規制プログラムを利用する方式などだ。

アデルソン会長は米ラスベガスやマカオ・シンガポールなどで複合リゾート事業を展開している企業家で、カジノの皇帝とも呼ばれる。 経済専門誌フォーブスの世界富豪番付で一時は６位まで上がったが、今年の評価では９３億ドルの財産で７３位になった。



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