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3Dテレビが最初の試験舞台となった南アフリカワールドカップ(W杯)特需で販売台数が増えている。 特に韓国が初のW杯遠征16強進出を決めた23日から販売加速の兆しが表れている。
2月から国内で3Dテレビ市場が形成され始めたが、南アフリカW杯が開幕した今月に入って販売曲線が急カーブを描き始めた。 5月まで国内で2万台を販売した三星(サムスン)電子は今月だけで6000台以上を売っている。 同社は11日のW杯開幕後、12カ国のテレビ工場14カ所をフル稼働している。 上半期だけで世界で100万台の注文を受けたが、部品の供給が追いつかず、協力会社の納品代金まで引き上げている状況だ。 匿名を求めた三星電子の関係者は「3Dテレビはモデルによって290万-990万ウォンと高価な製品だが、供給が追いつかず販売できないほどだ。 今月末まで累積販売台数は国内3万台、世界60万台と見込んでいる」と話した。
フルHD(超高画質)3D LED(発光ダイオード)テレビ市場に三星電子より1カ月ほど遅れて参入したLG電子も、今月6000台以上を販売し、累積販売量1万台超を期待している。 同社は早ければ来月にも業界で初めて72インチの3Dテレビを出すなど、さまざまなプレミアム製品で三星の独走を防ぐ戦略だ。
◇3Dテレビで視聴すると=3DテレビでW杯サッカー試合を見た人たちは異口同音に「一般薄型テレビに比べて臨場感が全然違う」と評価する。 W杯開幕前に55インチの3Dテレビを購入したイ・ジョンウさん(36、個人事業)は「最初は目が慣れなかったが、躍動感が素晴らしい。 南アフリカ現地に行った人もうらやましくない」と語った。
LG広告代行会社エルベストのイ・ユンソン代理(31)は韓国-アルゼンチン戦を3Dテレビで観戦した後、「『アバター』『ヒックとドラゴン』のように精巧に製作された3D画面を観覧する機会が多かったが、サッカー中継にはまた別の良さがあった」と話した。 イさんは「選手のクローズアップショットやサッカーボールが飛んでくる場面を見る時は、実際に競技場にいるような感じだった」と語った。
しかし不満の声も少なくなかった。 ネット上に3Dテレビの経験談を載せたペク・ジュンオさんは「スカイライフ3D放送の解像度が低く、立体感が十分に生かされていない。 こういう場合、SBS(ソウル放送)地上波HDチャンネルの2D放送を3Dに変換して視聴するほうがましかもしれない」と伝えた。
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