三星（サムスン）電子の「ギャラクシー（Ｇａｌａｘｙ）Ｓ」とアップルの「アイフォーン４」の正面対決が始まった。 アップルが２５日（日本時間）に「アイフォーン４」を米国・日本など５カ国で発売するのに合わせ、三星も同日、「ギャラクシーＳ」の国内販売に入る予定で、両社の自尊心対決が本格化する。 両スマートフォンともにすでに数十万台の注文を受けるなど、地球のあちこちでスマートフォン旋風を起こしている。

◇国内外で激突＝国内市場でまず紹介された製品は三星電子とＳＫテレコムが手を握った「ギャラクシーＳ」。 ＳＫテレコムは２１日、「ギャラクシーＳ」を２５日に全国で発売すると発表した。 これに対しアップルとＫＴ（旧韓国通信）は「アイフォーン４」を来月から発売する予定だ。

「ギャラクシーＳ」は「アイフォーン４」よりやや高い。 しかし実際には差はほとんどなくなる見込みだ。 ＳＫテレコムは「今日発表したギャラクシーＳの価格は勧奨消費者価格にすぎず、購入チャンネルや時期によって差が出るだろう」と説明した。 販売現場は「アイフォーン」より安くなる可能性を示唆している。 実際、「ギャラクシーＳ」の海外販売価格は「アイフォーン」より安い。 「ギャラクシーＳ」は国内に先立ち、英国とシンガポールで先に発売された。


◇注文殺到＝ＳＫテレコムは当初、２２日と定めていた「ギャラクシーＳ」の国内発売日を２５日に延期した。 「アイフォーン４」は２４日（現地時間）、米国をはじめ英国・フランス・ドイツ・日本の先進５カ国で同時発売される。 韓国など１８カ国では来月発売される予定だ。

「アイフォーン４」は１５日に注文を受けたが、一日で６０万件の予約が入った。 一日６０万台の記録はアップルの歴代製品で最高記録。 「アイフォーン３ＧＳ」の予約の１０倍にのぼる。

知名度を考えると「ギャラクシーＳ」の人気も相当なものだ。 国内での注文が２０万台を超えているという。 １８日（現地時間）、オーストリアでは午前７時から「ギャラクシーＳ」を購入する人が販売店の前に長い列を作った。 英日刊紙テレグラフは「アイフォーン４の予約販売が始まるが、市場ではより安くより良い代案がある」とし、三星の「ギャラクシーＳ」を紹介した。

申宗均（シン・ジョンギュン）三星電子無線事業部社長は米ウォールストリートジャーナルとのインタビューで、「ギャラクシーＳは世界１００余りの通信事業者が販売する製品で、毎月１００万台以上が売れるだろう」と期待を表した。 三星は２９日、米ニューヨークで「ギャラクシーＳ」公開行事を開く。 「ギャラクシーＳ」はベライゾン・ＡＴ＆Ｔ・Ｔ－モバイル・スプリントの米４大通信企業に供給される。



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