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韓国歌謡界が「イ・ヒョリショック」で揺らいでいる。盗作問題は歌謡界に古くからある話だが、今回はその衝撃波の速度や規模が以前と違う。大衆文化のアイコンと呼ばれたトップ歌手が盗作事実を自ら認めたからだ。
21日、インターネットでは「イ・ヒョリショック」に対する多様な意見が飛んだ。まず「自ら盗作を認めたのは勇気ある決断」という同情論が少なくなかった。イ・ヒョリも被害者だという話だ。実は盗作疑惑の中心にある作曲家バーヌースは意図的に盗作をした疑いが濃いというのが歌謡界全般の意見だ。イ・ヒョリ所属事務所であるエムネットメディア関係者は「著作権登録されていない外国曲を中心に巧みに盗作をしたもようだ」と話す。
実際にイ・ヒョリは4枚目アルバムを準備し「1000曲以上を提供してもらい、アイフォーンアプリケーションなどで1つひとつ(盗作でないか)点検した」と明らかにした。しかし現実的に地球上のすべての音楽を聞くことはできない。ある有名作曲家は「作曲家が他人の曲を引き写すことを決意した以上、盗作について判断しにくい側面がある」と言った。
しかしツイッターなどを中心にしたインターネットの空間では「イ・ヒョリ責任論」を口にする人々も多い。イ・ヒョリが今回のアルバムのプロデュースまで引き受けたからだ。プロデューサーはアルバムの全体的な性格と構成を統括するポストだ。当然4枚目アルバムに収録された 14曲もイ・ヒョリが直接選曲した。
この日ツイッターには「歌手本人がアルバム全体をプロデュースをしたら盗作問題は歌手本人の責任」(@Chnlee)「歌だけ歌ったのではなく本人がプロデューサーだったが、(盗作を認めたから)プロデューサーと呼ぶのも残念だ」(@wheniseehope)などの意見が出た。エムネットメディアはこの日「1曲でも原曲に対する著作権帰属問題があると判明された場合、直ちに法的措置に入る予定」という公式立場を明らかにした。
毎年出てくる歌謡界の「盗作論難」を破る方法はないか。盗作の悪習を絶ってしまう方法はないか。大衆音楽専門家3人から意見を聞いてみた。「創作者の良心を守るのが盗作を根絶するための最も重要な原則」と口を揃えて言った。
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