宮里藍（日本）が２１日（日本時間）、米ニュージャージー州ギャロウェーのドルチェ・シービュー・リゾートで行われたＬＰＧＡツアー、ショップライト・クラシック最終第３ラウンドで７アンダーをマーク、通算１６アンダーで優勝した。

今季４勝目の宮里はＬＰＧＡツアーで最多勝はもちろん、賞金、今年の選手ポイントでも独走体制を構築した。２２日に発表される世界ランキングでは申智愛（２２、未来アセット）を抜いて１位になる。申智愛は盲腸の緊急手術で２週連続で大会を欠場した。

ロレーナ・オチョアが引退した後、女子ゴルフは混沌とした状況だ。申智愛がひとまず１位に上がったが、けがなどが重なり、ライバルを圧倒できなかった。上位圏選手の世界ランキング点数が近接しているため、ランキング５位以内の選手は優勝すれば１位に浮上する。


宮里藍の優勝でＬＰＧＡツアーの重心は身長１５７センチの小柄な宮里へと傾いた。過去にソレンスタムやオチョアがそうであったように、新女王は最多勝をするという共通点がある。９大会で４勝の宮里が今年さらに何勝を追加するかが関心事だ。

宮里は長距離ヒッターではないが、ミスがほとんどない。申智愛と似ている。今大会２位になったホ・ミジョンは「宮里とサイベース・マッチプレー選手権で対戦したが、真っ直ぐ打ち、パットが上手い。とてもシンプルでありながらも素晴らしい競技をした。私もそのようなプレーをしたい」と語った。

宮里は精神面で非常に強くなった。４年前の宮里はこの大会で最終ラウンドをトップでスタートし、最後のラウンドで３オーバーと崩れ、１３位に落ちた。勝負どころで崩れることが多かった。しかし今年の宮里は遅れを取りながらも追いかけていき、優勝カップをつかんでいる。

宮里は「４年前のこの大会ではソレンスタムと同じ組で競技し、負担が大きかった。しかし今はどんな危機でも克服できると信じている」と語った。



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