警察が、前科があるという理由だけで１０代に窃盗の疑いをかけた事実が明らかになった。

２０日、釜山（プサン）地方警察庁によると、検察は車窃盗の容疑で４月初めに逮捕されたキム某さん（１７）ら２人に対して６日、それぞれ容疑なしとして起訴中止処分とした。

キムさんらには昨年１月から８月まで７回にわたって釜山機張郡（キジャングン）に駐車された車から現金２９０万ウォンと金のネックレスなどを盗んだ疑いが適用された。２人は４月２日、パトロール中だった警察に逮捕された。２人は窃盗事件の前科があるという理由で警察の追及を受け、金品を盗んだという供述をさせられた。警察は同月２３日、逮捕状を請求し、キムさんを拘束した後、事件を検察に送致した。しかし検察は証拠不十分を理由に２人を釈放した。拘束されて２０日だった。検察の調査の結果、窃盗事件のうち４件は全南南原（チョンナム・ナムウォン）警察署ですでに昨年８月、犯人を逮捕して処理した事件として明らかになった。また別の事件の場合もキムさんは犯行発生時刻にほかの所にいた事実が確認された。該当の事件を担当した釜山海雲台警察署側は「捜査が一部ずさんに行われたようだ」とし「捜査過程で苛酷な行為はなかった」と主張した。釜山警察庁は監察が入った。

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