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【噴水台】性共和国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



官吏の腐敗は話題にもならない。中国のあちこちで常に起こることだから。1つこれはまた何か。12日、中国広西省浦北県竜門鎮。党規律検査委林某書記という者が日中に酔っ払って事務室に立ち入る。規律検査委とはどんな組織なのか。党員の不正腐敗を監督する最高位の組職だ。林書記はそれで傍若無人だったのだろうか。当時、女性職員4人が勤務中だった。彼の口からはばかりもなく下品な話が飛び出した。女性職員たちはあわてた。2人が逃げた。とり残された女性職員2人が結局とんだ目に遭う。林書記は彼らの前でズボンを下げてすべてのものを公開する。隣の事務室の職員が駆けつけて来て、それは終わった。調査の結果、林書記はとんでもないやつだった。権威自慢ばかりで、権力乱用はひんぱんだった。

もっと大きなこともある。湖北省巴東県女性労働者鄧玉嬌事件だ。彼は規律検査委委員鄧貴大を殺害した。鄧貴大委員はチンピラ出身だ。官吏になった後、その勢いを伸ばす。巴東県三関鎮司法委から始めて規律検査委委員に昇進した後、天下を得たように横行する。ある日、彼はサウナに行く。そこの労働者の鄧玉嬌に「特別サービス」を要求する。彼女が断ると彼は力で対応する。結局、鄧玉嬌は過渡に食ってかかった。警察は鄧玉嬌を殺人の疑いで拘束した。この時からネチズンの力が発揮される。教授・官吏もこの隊列に合流する。一瞬のうちに中国全域が鄧玉嬌を助けることで一つになった。官営インターネット中信網はこれを「無限の同情」という言葉で説明した。


ほかにもある。四川省審計局長の鍾建初が腐敗の疑いで起訴された。審計局は韓国でいうなら監査院だ。清廉と権威の象徴だ。この者は起訴だけでは物足りなかったようだ。法廷でセクハラの疑いがかけられると「女をちょっとそばに置いておくのに何を騒ぐのか」と平気で言い返した。地域メディアは「政府内の性的暴行水準がどの程度なのかを示す象徴的な発言」と書いた。ほかのメディアは「中華人民共和国が性共和国になった」と自嘆した。

我らはのんきにしていられるか。チョ・ドゥスン、キムギルテで足りず、キム・スチョルだ。それも学校の中で堂々と。きちんと悩みぬいて対策を作ろう。ここでまたもたもたすれば性共和国程度ではなく性天国という言葉を聞かされても何も言えない。ワールドカップ熱気に埋もれてしまうことではない。

チン・セグン記者





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