「欧州連合から1460億ドルの救済金融を受けたギリシャは、サッカーだけでなく経済危機の克服についても韓国から学ぶべきだ」。
米国の著名な経済コラムニスト、ウィリアム・ペセック・ジュニア氏は「08年グローバル金融危機以降、アジア国家が浮上している。特に最も模範的に危機を克服した韓国は過去にないチャンスを迎えている」とし、このように述べた。
16日に済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)ロッテホテルで開かれた中小企業中央会主催の「2010中小企業リーダーズフォーラム」で、「アジア時代の韓国の役割」というテーマで特別講演をしながらだ。
ペセック氏は21世紀を「アジアの世紀」と定義し、 「米国は自国のことで精一杯の状況である、欧州は財政危機に苦しんでいる」と話した。 これとは対照的に「アジアは世界で最も躍動的な地域」と指摘した。
韓国経済については「グローバル金融危機後、韓国経済は検証を受けた改革モデル」と称賛した。 また「韓国ではベアースターンズの幽霊が現れることもしなかったし、第2のアイスランドでもなかった」と語った。
◇「危機克服した韓国、過去にないチャンス」
韓国が約1年という短い期間に危機を克服したことに関し、ペセック氏は「政府の迅速な財政政策、企業・金融会社の現実感覚、苦痛に耐えた国民があったからこそ可能だった」と分析した。 出口戦略については「少しゆっくりと始めてもよいと思う。 早めに施行した場合、問題が発生する可能性がある」と述べた。
ペセック氏は世界経済をもう一度危機に追い込むおそれがある「ブラックスワン(Black Swan、可能性は低いが一度発生すれば莫大な波及効果をもたらす事件)に▽スペイン発の財政危機▽米国・中国間の貿易葛藤▽金正日(キム・ジョンイル)変数--などを取り上げた。
また、韓国経済が一段階さらに飛躍するためには「何よりも輸出至上主義から抜け出し、内需規模を育てることが重要だ」と助言した。
◇ウィリアム・ペセック・ジュニア氏=米ニューヨーク生まれ。 ニューヨーク私立大でビジネスジャーナリズムを専攻し、ダウジョーンズ、ウォールストリートジャーナルなどに経済・金融関連記事などを書いている。 01年から日本・東京に拠点を移し、ブルームバーグ通信アジア・太平洋担当コラムニストとして活動中。
【今日のイチオシ記事】
・「ギリシャ、サッカーだけでなく危機克服方法も韓国から学ぶべき」
・「羅老」3度目の打ち上げなければ契約金の一部支払わない
・ミスコリアが3人、選手の妻の美貌はワールドカップ“最強”
・韓国戦争直後、米「北の再南侵時は中国まで核攻撃」
・<W杯>鄭大世の母「W杯決勝戦で共和国-韓国が会うことを望む」
米国の著名な経済コラムニスト、ウィリアム・ペセック・ジュニア氏は「08年グローバル金融危機以降、アジア国家が浮上している。特に最も模範的に危機を克服した韓国は過去にないチャンスを迎えている」とし、このように述べた。
16日に済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)ロッテホテルで開かれた中小企業中央会主催の「2010中小企業リーダーズフォーラム」で、「アジア時代の韓国の役割」というテーマで特別講演をしながらだ。
ペセック氏は21世紀を「アジアの世紀」と定義し、 「米国は自国のことで精一杯の状況である、欧州は財政危機に苦しんでいる」と話した。 これとは対照的に「アジアは世界で最も躍動的な地域」と指摘した。
韓国経済については「グローバル金融危機後、韓国経済は検証を受けた改革モデル」と称賛した。 また「韓国ではベアースターンズの幽霊が現れることもしなかったし、第2のアイスランドでもなかった」と語った。
◇「危機克服した韓国、過去にないチャンス」
韓国が約1年という短い期間に危機を克服したことに関し、ペセック氏は「政府の迅速な財政政策、企業・金融会社の現実感覚、苦痛に耐えた国民があったからこそ可能だった」と分析した。 出口戦略については「少しゆっくりと始めてもよいと思う。 早めに施行した場合、問題が発生する可能性がある」と述べた。
ペセック氏は世界経済をもう一度危機に追い込むおそれがある「ブラックスワン(Black Swan、可能性は低いが一度発生すれば莫大な波及効果をもたらす事件)に▽スペイン発の財政危機▽米国・中国間の貿易葛藤▽金正日(キム・ジョンイル)変数--などを取り上げた。
また、韓国経済が一段階さらに飛躍するためには「何よりも輸出至上主義から抜け出し、内需規模を育てることが重要だ」と助言した。
◇ウィリアム・ペセック・ジュニア氏=米ニューヨーク生まれ。 ニューヨーク私立大でビジネスジャーナリズムを専攻し、ダウジョーンズ、ウォールストリートジャーナルなどに経済・金融関連記事などを書いている。 01年から日本・東京に拠点を移し、ブルームバーグ通信アジア・太平洋担当コラムニストとして活動中。
【今日のイチオシ記事】
・「ギリシャ、サッカーだけでなく危機克服方法も韓国から学ぶべき」
・「羅老」3度目の打ち上げなければ契約金の一部支払わない
・ミスコリアが3人、選手の妻の美貌はワールドカップ“最強”
・韓国戦争直後、米「北の再南侵時は中国まで核攻撃」
・<W杯>鄭大世の母「W杯決勝戦で共和国-韓国が会うことを望む」
この記事を読んで…