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これほどになると鄭大世(チョン・テセ)シンドロームだ。 16日午前(日本時間)、北朝鮮-ブラジル戦で涙を流す姿が放送され、韓国はもちろん世界の関心が鄭大世に集まっている。
FIFAはこの日、公式サイトのメーンページに、北朝鮮の国歌が流れる中で涙を流した鄭大世の写真を飾った。 FIFAは「ワールドカップ(W杯)で最も有名なブラジル代表とほとんど無名の北朝鮮代表が対戦した」とし「アジアのルーニーと呼ばれる鄭大世は国歌が流れると涙を流した」と伝えた。
米国のスポーツ専門チャンネルESPNは「北朝鮮が国際舞台でその価値を立証する」と題した記事を鄭大世の涙の写真とともに報じた。 ESPNは「鄭大世は滑らかなプレーを見せ、(北朝鮮代表チームで)事実上唯一攻撃をしたプレーヤーだった」と高く評価した。
ツイッターでは鄭大世の過去のインタビューがRetweetされ、話題になっている。 4月の「朴智星(パク・チソン)とユニフォームを交換したかったが、北朝鮮代表はユニフォーム1着を数試合続けて着るため、ユニフォームが不足するかと思って交換できなかった」というインタビュー内容だ。
日本語で書かれた鄭大世のブログ(ameblo.jp/jongtaese9)も話題だ。 鄭大世が直接書き込んでいるこのブログには新しいユニフォームに関するエピソードがある。 鄭大世は9日、「背番号の上に名前が書いてるんだけど、そこにはうっすらと安英学(アン・ヨンハク)の名前が…(名前をはがした跡が見える)ミスったなら新しいのつくれよ…ワールドカップやぞ…でもこれは結構お気に入り。英学さんの魂を受け継いで試合頑張れるから」と書いた。
7日には「合宿期間、食卓に必ず登場するおかずは水キムチ」とし「朝鮮代表の健康の根源」と紹介したりもした。
一方、試合直後、鄭大世は涙を流した理由について「世界最強チームのブラジル代表と対戦できるのがうれしかった」と説明した。 この日、北朝鮮はブラジルに1-2で敗れたが、善戦したという評価を受けた。 北朝鮮がこの日決めたゴールは、1966年以来44年ぶりに挙げた貴重なW杯本大会の得点だった。
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