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日本「はやぶさ」の帰還導いたイオンエンジン輸出模索

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本が7年ぶりに地球に帰還させることに成功した小惑星探査宇宙船はやぶさのイオンエンジンを米国などに輸出する案を推進していると朝日新聞が15日、報道した。装備故障などで宇宙に放り出されたはやぶさだったが、イオンエンジンのおかげで無事に帰還することができたのだ。

イオンエンジンは無色・無臭の機体であるキセノンを電気の力でイオン化し、高速で噴射させることで推進力を得る。日本航空宇宙開発機構(JAXA)の依頼を受けてこれを開発したNECの関係者は「イオンエンジンは太陽光をエネルギー源として使うので、宇宙船の長距離旅行に相応しい」と話す。

はやぶさは2003年5月、日本で打ち上げされてから2年余りで地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸した。しかし戻る際にガス噴射方式である化学エンジンのガスが漏れ、故障を起こしたため、宇宙で迷子になるところだった。


こんな危機に備えてイオンエンジンが製作された。イオンエンジンも全体4つのうち3つが故障したが、JAXAの遠隔操縦を通じてそれぞれ生き残った機能を生かしながらはやぶさを無事に地球に帰還させることができた。

当初の予定より3年遅くなったが、月以外の天体に着陸し、地球に帰って来た初の探査機として記録された。

NECは今回、イオンエンジンの性能が立証されることにより、米宇宙航空局(NASA)などにこれを納品する案を推進することにした。米国だけでこれから3年間20億円規模のイオンエンジンを輸出できるものと期待している。はやぶさ製作にはNECのみならず日立、IHI、富士通(孵ビョン通)・三菱など10の日本企業が参加した。

日本の人工衛星会社はNECと三菱2社しかない。ボーイング、ロッキードマーティンが主導している世界市場での日本シェアは2%にもならない。



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