韓国の高齢者の１３．８％が虐待を受けた経験があり、虐待する人は大部分が子どもか、その配偶者（嫁や壻）という調査結果が出た。

保健福祉部は世界老人虐待認識の日（１５日）を前に全国老人虐待実態調査結果を１４日に発表した。昨年４月から１年間、全国６５歳以上の高齢者６７４５人に面接調査した。老人虐待の調査は今回が初めてだ。

お年寄りたちが経験した虐待の中には情緒虐待が６７％と最も多かった。福祉部は▽高齢者が声を掛けても家族や保護者が無視▽罵声を浴びせ怒る▽お年寄りに生命の脅威を感じさせる言葉を言う▽望まないことを強要－－などの行為を情緒虐待と分類した。


他の虐待類型では放任２２％、経済的虐待４．３％、身体的虐待３．６％の順だった。情緒虐待を除いた残りの類型の虐待を経験したお年寄りは回答者の５．１％だった。虐待をする人は子どもが５０．６％、子どもの配偶者（嫁や壻）が ２１．３％だった。

しかし虐待を経験したお年寄りの６５．７％は何の対応もしなかった。２．５％が専門機関や警察に助けを求めた。個人的なことで恥ずかしいという理由からだ。福祉部はお年寄りに暴力をふるってけがをさせた場合（傷害）７年以下の懲役刑に処する老人福祉法規定を直し、刑法の尊属傷害のような１０年以下の懲役に上げる計画だ。また尊属暴行に対して「半意思不罰罪」を適用しないよう、法務省と協議して法を改める方針だ。





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