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【クローズアップ】李柱鎮航空宇宙研究院長に単独インタビュー(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--韓ロ間の責任攻防が激しいというが。

「韓ロ間の協調はうまくいっている。 羅老宇宙センターにいる韓国人やロシア人の間で責任転嫁をするような雰囲気はまだない。 打ち上げ当事者ではなく、外部でいろいろな話が出ているようだが、問題の解決に助けにならない。 14日に韓ロ共同調査委員会(FRB)を初めて開き、原因究明を始める計画だ」

--爆発の原因究明は1-2日間で終わるのか。


「そうではない。 昨年8月の最初の打ち上げ失敗の原因(フェアリングの一部が分離しなかった)を正確に確認するのに半年ほどかかった。 それも完全に確認したのではなく、2,3の蓋然性を探し出すことで終わった。 誰も見ることのできない宇宙で起きたことだ。 今回の爆発も原因究明にかなりの時間がかかと思う」

--「羅老」の残骸は最後まで引き揚げるのか。

「ロシアが主導することなので何とも答えられない。 引き揚げず、飛行データだけでその原因が分かる場合、あえて莫大な引き揚げ費用をかける必要はないだろう。 羅老が落ちた済州道南側の公海は水深が200メートルを超える。 天安(チョンアン)艦が沈没した当時、水深が20-40メートルの海でも攻撃証拠物を探し出す作業が難航したのを私たちは見ている」

--「羅老」の製作と発射場の建設、科学衛星の開発に8000億ウォン(約600億円)以上かかった。 2度の失敗で得たものがあるのか。

「数字で言うのは難しい。 2度も失敗したので話す言葉はないが、発射場の建設と運用、2段目のロケットの独自製作という成果を得た。 米国やロシアはこの程度の技術を得るのに数兆ウォンの予算を注ぎ込んでいる。 羅老の失敗については何とも言い訳できないが、宇宙技術ノウハウを豊富に得たことを慰めとしたい」

--なぜ巨額の国民税金を投じてロケットを打ち上げ、独自開発をしなければならないのか。米国・ロシア・日本など9カ国を除けば、すべて人工衛星を他の国に委託して打ち上げている。

「先進国のうち宇宙開発を手掛けていない国はほとんどない。 国格を高めるのに、また次世代宇宙産業の機会をつかむのに決定的に寄与するからだ。 しかも韓国は世界唯一の分断国であり、国家安保側面でも絶対的に重要だ。 独自のロケットがなければ、危険に直面した時、望む衛星を適時に打ち上げることができない」

--3度目の打ち上げと独自ロケット開発に成功すると言っても、意志だけではどうにもならない。

「2度目の打ち上げ失敗で失望感は大きかったが、李明博(イ・ミョンバク)大統領をはじめ、多くの国民から激励の言葉が続いた。 こうした関心と支援は開発予算と同じほど大きな力になる。 韓国は産業インフラが整っており、高級頭脳が多い。 韓国民は無から有を創造する根気が有る。私たちも全力で努力する」



【クローズアップ】李柱鎮航空宇宙研究院長に単独インタビュー(1)

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