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<W杯D-1>北朝鮮‘無料中継’難しく

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 南アフリカワールドカップ(W杯)中継画面を北朝鮮に提供するための南北(韓国・北朝鮮)の協議が進展なく終わる雰囲気だ。

政府当局者は9日、「W杯試合の韓半島独占中継権を持つSBS(ソウル放送)と北朝鮮朝鮮中央放送委員会側の協議は、いかなる進展もない状態」とし「開幕が迫った状況であり、北朝鮮が韓国側から競技場面の提供を受けるのは技術的に難しくなった」と明らかにした。当局者は「北朝鮮がW杯中継と関連し、今後どんな態度を取るかは何も把握されていない」と話した。

統一部は、北朝鮮が中継権料交渉を通してSBSに適切な代価を支払う場合、中継電波の対北朝鮮搬出を認める、という立場だった。しかし北朝鮮が事実上の無償提供を要求したうえ、海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没に対応した政府の対北朝鮮交流・貿易中断措置などのため、交渉は進展しなかった。


1966年イングランド大会以来44年ぶりにW杯本大会に進出した北朝鮮は、テレビ中継のため、先月初めにもSBS側に交渉を提案してきた。北朝鮮はアジア放送連盟(ABU)側に要請し、中継画面の提供を別途に受けられる。当局者は「北朝鮮地域の中継権も確保しているSBS側の了解や黙認が必要だ」と話した。

一部では、北朝鮮が02年韓日W杯当時のように中継画面を無断使用する海賊放送をする可能性も提起されている。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の06年ドイツW杯は、北朝鮮の要請により競技画面を無償提供し、衛星使用料など1億5000万ウォンは政府が南北協力基金と放送発展基金で充当した。



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