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【社説】中国もロシアのように天安艦調査団を派遣すべき

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 慎重なのか、‘慢慢的’なのか。海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」事態に対する中国の動きは相変わらず鈍い。耳目が集中した昨日の韓中首脳会談で、中国は相変わらず調査結果に対して留保的な立場を表した。まだ評価が終わっていないということだ。予定時間より1時間以上も長い1時間40分間にわたり行われた李明博(イ・ミョンバク)大統領との単独会談で、温家宝中国首相は「国際的な調査とこれに対する各国の反応を重視しながら事件の是是非非を分け、客観的かつ公正に判断し、立場を明らかにする」と述べたという。決定的な証拠まで出てきたにもかかわらず、最終判断ができないということだ。すでに判断を下したが公開せずにいるのか、それとも判断自体ができないのかは分からないが、韓半島の緊迫した情勢を考えれば時間を長引かせるのは問題ではない。

私たちは両国首脳が「天安」事態について十分に対話をしたと考える。李大統領は準備された資料を根拠に調査結果を詳細に説明し、温首相は傾聴したという。400ページにのぼる調査報告書は補完説明資料とともにすでに中国側に伝えられている。それでも温首相は「判断結果によって誰かをかばったりはしない」という原則的な立場から前に進まなかった。冷静と自制ばかり促す従来の立場からやや進展した感がなかったわけではないが、依然として私たちの期待には達していないのが事実だ。今日と明日、済州(チェジュ)で開かれる韓日中首脳会談で追加の説得努力が必要だとみられる。

ロシアは専門家チームを韓国に送り、自らの調査活動を行った後、これに基づいて国連安保理付託に対する立場を明らかにする予定だ。韓国が提示した調査結果だけで判断ができなければ、中国もそうできない理由はないだろう。しかも韓国政府はすでに中国に調査団の派遣を提案している。北朝鮮が潔白を主張しているため、中国としては困惑しているはずだ。そうであるほど韓国に調査団を送るのが上策だ。現場調査結果を通して中国の言葉通り公正かつ客観的に是是非非を判断すれば、北朝鮮も話す言葉がなくなるのではないだろうか。

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