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【社説】注目される温家宝中国首相の訪韓

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 外交は割れやすい陶磁器を扱う芸術だ。 敵対国はもちろん、友邦や同盟国の間でも変わらない。 「天安(チョンアン)」事態は韓国と中国にとって割れやすい陶磁器だ。 お互い相手があるものだけに、できる限り慎重に扱う必要がある。 今日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で李明博(イ・ミョンバク)大統領と温家宝中国首相が会う。 懸案は天安(チョンアン)艦だ。 お互いにとって利益になる生産的な結果を期待する。

「天安」事態に関連し、中国は相変わらず塀の上からどちら側に飛び降りるか悩んでいる「フェンスシッター」(fence sitter)の姿だ。 もはや中国にとって韓国はむやみにつぶせるクルミではない。 戦略的協力同伴者を越えて、市場を一つに統合する自由貿易協定(FTA)締結を推進する段階に来ている。 同時に北朝鮮は中国の血盟だ。 自称‘唇亡びて歯寒し’、唇亡歯寒の関係だ。 むやみに突き放すのは難しい。 このため頭を悩ませているが、だからと言ってずっとためらってばかりはいられない。

割れやすい陶磁器を処理するには慎重さと迅速さが必須だ。 慎重に扱うものの、速かに置く位置を決めなければならない。 ためらって時間が長引くほど割れる危険が高まる。 この点で中国共産党機関紙・人民日報の姉妹紙「環球時報」の先日の社説は目を引く。 「天安」事態と関係がなければそれを証明するか、そうでなければ早く認めろという北朝鮮へのメッセージだった。 韓国が提示した決定的証拠を無視するのは難しいという意味をう回的に表しながら、北朝鮮に圧力を加えたのだ。 中国外務省は論評する問題ではないと述べたが、「天安」事態の解決法と関連し、意味のある示唆点を投じたと考えられる。


韓半島に戦雲が垂れ込める緊張状態が長期化するのは誰の利益にもならない。 特に中国は6カ国協議の議長国として韓半島非核化プロセスを再稼働する責任を負っている。 「天安」事態を契機に北東アジアで米国の軍事的存在感が大きくなるのも中国にとって喜べることではないはずだ。 非常な時期に開かれる韓中首脳会談は、「天安」事態の出口の展望を提示する会談にならなければならない。



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