日本のソニーが三星(サムスン)電子と設立した液晶画面(LCD)パネル生産会社S-LCDに対する投資を増加するか、三星電子製品の購買を拡大する可能性があると、ウォールストリートジャーナル(WSJ)が16日報じた。
三星電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長とソニーのハワード・ストリンガー会長は24日、ソウルで会った。両社は04年7月、忠清南道(チュンチョンナムド ・アサンシ・タンジョン)に合併会社S-LCDを設立し、LCDパネルを共同生産している。
ソニーの大根田伸行最高財務責任者(CFO)はWSJとのインタビューで、「今年のテレビ売上目標を考えると、パネルの供給量が不足するかもしれない」とし「三星電子との協力の一環として次世代LCDパネル生産ラインに投資する可能性もある」と述べた。また「LCDパネル需要のため、三星電子が生産しているLCDパネルを購入することも考えている」と説明した。
ソニーは今年のテレビ売上目標を前年比60%増の2500万台と設定している。ソニーが使用するLCDパネルはほとんどが三星電子と日本シャープの製品。WSJは、ソニーがLCDパネルを追加で確保できる潜在的な供給源の一つが三星電子とともに設立したS-LCDと伝えた。ソニーは合弁会社設立後、着実に投資をしてきたが、最近の第8世代LCDパネル生産ラインに対する2次投資には参加しなかった。
WSJは24日、両社会長の面談について「どんな話があったのか明らかになっていないが、事情をよく知る消息筋によると、S-LCDをはじめとするさまざまな分野の協力案が議論されたという話がある」と伝えた。
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