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李滄東監督「ポエトリー」カンヌ国際映画祭脚本賞

ⓒ JES/中央日報日本語版



李滄東(イ・チャンドン)監督の 「詩」(英題:ポエトリー)が第63回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した。

期待を集めたパルムドール賞や審査委員大賞のような成果はなかったが、李滄東監督は「詩」を通じてカンヌ国際映画祭コンペ部門に進出した韓国映画のうち5人目に受賞する栄誉を抱いた。


李滄東監督は23日午後7時15分(以下現地時間)、フランス・カンヌのグラン・テアトル・リュミエールで行われた第63回カンヌ映画祭閉幕式授賞式で脚本賞受賞直後「ティム・バートン審査委員長とカンヌ映画祭のすべての方々に感謝する。特に主演俳優ユン・ジョンヒと喜びを分かち合いたい」と所感を明らかにした。

公式的に賞の順位を付けないカンヌ国際映画祭で、脚本賞はパルムドール賞、審査委員大賞、監督賞の次に量感を認められる部門だ。2007年「密陽」でチョン・ドヨンに主演女優賞の栄光をもたらした李滄東監督は、自分の通算2度目のカンヌ映画祭コンペ部門進出で脚本賞を獲得し、もう一度作品世界を認められた。

「詩」は認知症にかかった60代のミジャ(ユン・ジョンヒ)が中学生の孫(イ・ダウィッド)と暮らしながら経験する話を描いた。ミジャは自分が認知症にかかったと思いながらも詩を学んで書く。現実に孫が犯した過ちに対する罪責感を感じながらも美しい詩を書くために努力する姿が現地の評壇の好評を引き出した。

一方、「詩」とともにコンペ部門に上がった「下女」は受賞はなかったが、非コンペ部門であるある視点部門に招待されたホン・サンス監督の「夏夏夏」(ハハハ)は部門グランプリのある視点大賞を獲得した。

黄金奨励賞はタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の「ブンミおじさん」(Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)が受賞した。

審査委員大賞はフランス俳優兼監督ザビエ・ボブアの「男たちと神々」が受賞、主演女優賞は「サーティファイド・コピー」のジュリエット・ビノシュに渡った。



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