|
許丁茂(ホ・ジョンム)監督と岡田武史監督が24日に日本・埼玉で行われるサッカー韓日戦を控え、それぞれの悩みを抱えている。
比較的順調に南アフリカワールドカップ(W杯)を準備している許監督は「けがをするな」を声を高めている一方、南アフリカに出港する前から座礁危機に陥っている岡田監督は「必ず勝て」と繰り返している。
許丁茂監督が率いる韓国代表は南アフリカW杯16強という最終目標に向かって一歩一歩進軍中だ。日本戦はもちろん、オーストリアで行われるベラルーシ・スペインとの評価試合も、史上初の遠征W杯16強を達成するためのステップにすぎず、勝敗に大きな意味はない。
しかし負傷は問題だ。ギリシャ・アルゼンチン・ナイジェリアとの本大会試合を控え、朴智星(パク・チソン)、朴主永(パク・ジュヨン)、李青竜(イ・チョンヨン)、奇誠庸(キ・ソンヨン)ら核心選手にけが人が出た場合、韓国サッカーにとって非常に大きな損失だ。
韓国サッカーはW杯直前に行われた評価試合で主軸選手を失い、本大会で力なく敗退した痛恨の記憶がある。98年フランスW杯を控えて行われた中国との評価試合で、黄善洪(ファン・ソンホン)が左ひざを負傷し、攻撃手を失った韓国代表は組別予選で脱落(1分け2敗)した。
代表チーム内では「けが注意」がすでに何度も繰り返されている。李東国(イ・ドングク)、金在成(キム・ジェソン)、李雲在(イ・ウンジェ)・具滋哲(ク・ジャチョル)が大小のけがに苦しんでいる。許監督は接戦が避けられない日本戦で負傷者がさらに増えないか心配している。
一方、岡田監督は「南アフリカで4強入り」という大層な目標を明らかにしたが、日本国民の反応は冷たい。テレビ朝日が最近実施したアンケート調査では何と72%が「日本は組別予選で脱落」と答え、サンケイスポーツのアンケート調査では50%の回答者が「3戦全敗する」という衝撃的な回答をした。
W杯開幕が目の前に迫っているが、岡田監督解任を望む世論は相変わらずだ。日本サッカー協会の犬飼基昭会長が岡田監督に「韓日前で必ず勝て」と要求するほど日本代表チームは危機状況にある。
がけっぷちの岡田監督は今回の韓日戦を起死回生のチャンスと考えている。運命のライバル韓国にホームで痛快に勝ち、国内世論を好意的に変えると同時に自らの名誉もばん回する考えだ。このため岡田監督は21日に代表チームを招集する前、代表選手に特別個人練習までも注文した。
この記事を読んで…