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3Dテレビに夢中のニューヨーカー

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



米ニューヨーク・マンハッタン中心街のタイムワーナーセンター3階には、「三星(サムスン)Experience」展示館がある。 14日(現地時間)午後に訪問したここでは、入口の3次元(3D)テレビキュービック展示物に訪問客の視線が集まっていた。 約900平方メートルの面積の広い展示館に入ると、黒い眼鏡をかけた人たちが列を作って待っていた。 エドワード・キム・ブランド広報担当は「ニューヨーカー(ニューヨーク市民)が3Dテレビに夢中になっている」と伝えた。

三星の3Dテレビが米国市場で人気だ。 同社は3月、マンハッタンのタイムスクエアで世界で初めて超高画質(フルHD)3D発光ダイオード(LED)テレビを発表した。 ハリウッドのヒット作「アバター」を制作したジェームス・キャメロン監督が出席してカウントダウンをするほど現地市場の関心を集めた。 その影響は3Dテレビの販売実績につながった。


世界的に三星3Dテレビは8週間で27万台が売れた。 上半期の販売期待台数は60万台で、前年同期のLEDテレビの実績(50万台)よりも多い。 尹富根(ユン・ブグン)社長は韓国で開かれた記者懇談会で「海外の注文は100万台にのぼるが、3Dテレビ用パネルの供給が追いついていない」と述べた。 当初の今年の3Dテレビ販売目標(200万台)も上方修正が避けられなくなった。

こうした人気は米最大家電量販店「ベストバイ」でも確認できる。 2階のテレビ展示場で別に設置された三星電子とパナソニックの3Dテレビショールームには多くの客が集まっている。黒い眼鏡をかけて両社の3Dテレビを見比べた客は、三星の製品を選ぶ人が多かった。

レイファード現場マーケティング責任者は「三星製品は2Dコンテンツも3Dで楽しめる機能があり、厚さもパナソニック製品よりも薄く、モデルの種類も多い」と人気の背景を説明した。 ここでは三星製品が売り出された3月中旬から現在まで、三星製品が15台、パナソニック製品が5台売れたという。

3Dテレビが人気を呼び、業界の競争も激しくなっている。 特に3Dテレビの普及型製品が相次いで登場し、大衆化時代が近づいてくる雰囲気だ。 三星電子米国法人のオ・サンフン常務は「3Dテレビがヒットし、三星ブランドのイメージがさらに高まった。 冷蔵庫・エアコンなどホーム家電製品の販売までも同時に増えている」と伝えた。



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