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詰まった血管を通すロボットを開発…世界初

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



生きた動物の血管の中を動きながら血栓で詰まった血管を通す超小型ロボットが、国内科学者らによって世界で初めて開発された。

全南(チョンナム)大ロボット研究所の朴鍾午(パク・ジョンオ)教授(54)チームは直径1ミリ、長さ5ミリの「血管ロボット」を開発し、16日、生きたミニ豚の血管で作動の試演を行った。ミニ豚は人間と血流速度と脈拍が似ている。これを受け、韓国は医療用超小型ロボットを先導する基盤技術を確保することになった。


研究結果は米国電気電子学会(IEEE)傘下のロボット工学とオートメーションに関する国際会議(ICRA)の招待を受けた朴教授が3日、米アンカレッジで開かれた「マイクロロボット専門家特別ワークショップ」で発表した。世界のロボット科学者はその間、人体の血管の中で作動するロボット開発を試みてきたが、血流速度が最高秒速0-666ミリの間を不規則に動くため、成功しなかった。



血管ロボットは冠状動脈と大静脈・大動脈など太い血管の中を動き、望む位置に移動しながら詰まった血管を通す。ロボットは1分当たり1200-1800回転し、ドリルのように血栓に穴を開けて血を通す。ロボットを動かす動力は外部の磁気場。血管内の移動経路は、X線で血管内部のロボットを見ながら外部で操縦することも可能で、プログラムによって自動で動かすこともできる。

血管ロボット開発過程で動物臨床実験を担当した全南大医科大の丁明鎬(チョン・ミョンホ)教授は「現在のロボットに超音波・切開機能などを追加すれば超小型血管ロボットの新たなページを開くことができる」と期待を表した。

研究結果と関連した特許は22件出願した。関連論文も20件発表した。研究チームは今回の成果を基礎に2014年までに直径1ミリ、長さ10ミリのロボットの内部に薬物注入と血栓除去、組織削除機能を補う計画だ。



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