現代(ヒョンデ)自動車労働組合が上級団体である金属労組が今年の賃団協(賃金・団体協約)中央交渉案に確定した「国内外生産比率制」を使用者側に要求しないことにした。
13日に中央日報が入手した現代車労組の「2010年団体交渉要求案」によると、争点になっていた国内外生産比率制は含まれていなかった。この制度は、海外工場の生産規模を労使事前協議で一定比率以内に制限するものだ。国内外生産比率制は、金属労組傘下の最大事業場である現代車労組が今年の交渉案に含めなかったことで、事実上、推進動力を失う見込みだ。
現代車労組は最近問題になっている専従者賃金禁止問題も今年の団体交渉で議論しないことにした。こうした内容の今年の団体交渉案を12-14日の臨時代議員大会で最終確定する計画だ。
匿名を求めた現代車労組の関係者は「穏健・合理的性向の現指導部が、無理な要求をして交渉を難航させるよりも、実利を得るのが良いと判断している」と述べた。
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