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【ニュース分析】ヨルダン原発、条件合わず事実上放棄(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 原発の敷地からして問題だった。海抜500メートルの地帯だった。海までは直線距離で10キロ、実際のパイプラインでは25キロにもなる。原発は莫大な量の冷却水を必要とする。海水から塩を抜く淡水化設備を作った後、原発冷却水をこれほど遠くから運ぶのは事業性を落とす要素だった。大きな建設費用がかかるからだ。

電力需要も足りないと予想された。落札を受けた会社が合弁会社を設立した後、全資金を調達して原発を建設し、稼働しながらその都度入ってくる電気料金で事業費を回収する方式も問題だった。事情がこうであるうえ、他にも原発の建設を計画している国が多いため、あえてヨルダンではなくても受注機会はまだ多いと判断したのだ。

韓電はそれでも入札に参加した。原発1基だけで終わる事業ではない可能性があったからだ。‘表情管理’をしたということだ。しかし失敗は失敗だ。資金を調達し、何もないところに原発を建設し、そこから投資額を回収する金融工学的プロジェクトを遂行する体制や経験を確保できていなかったということだ。フランスと日本は同じ条件でも事業を獲得した。


韓電は現在、トルコのシノプ原発の受注に集中している。敷地が良く、競合社が少ないからだ。来月はトルコ首相が訪韓する。韓電は受注にさらに一歩近づくことを期待している。



【ニュース分析】ヨルダン原発、条件合わず事実上放棄(1)

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