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中国、金正日総書記の訪中による「韓中対立説」を否認

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国外交部が11日、金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の訪中(3~7日)を前後して申し立てられた韓国政府との外交対立説を公式否認した。

外交部の姜瑜スポークスマンはこの日、定例ブリーフィングで「金委員長の訪中を事前に知らせなかったことについて中国側に韓国政府が抗議した」という報道に対する論評を要求され「両国ともそんなことは発生しなかったと確認した」と明らかにした。

姜瑜スポークスマンは「両国は対話と疎通チャンネルを開けていて随時に共同の関心事に対して意見を交換している」と強調した。


先立って3日、外交通商部シン・ガクス第一次官は張シン森在韓中国大使を外交部庁舍に呼んで金委員長の訪中を事前に知らせなかったことについて遺憾の意を表明したということだ。4月30日、上海で李明博(イ・ミョンバク)大統領と胡錦濤中国国家主席が首脳会談をした3日後、金委員長が訪中することに対して言及しなかったことに対する不満の表示だと解釈された。その翌日、玄仁澤(ヒョン・インテク)統一部長官も就任のあいさつのため訪問した張大使に「韓半島問題にかかわる中国の責任ある役割を期待する」と公開的に明らかにした。

こうした状況で姜瑜スポークスマンが6日「ある国家リーダーの訪問を受け入れることは中国の内部問題で主権の範囲内にある」とし、両国の対立説は既定事実として固まりそうになった。韓国外交部と統一部の不満の表示を中国が公開的に反発したものと解釈されたからだ。

このように事態が悪くなる兆しを見せると両国は急いで対立説の鎮火に出た。金星煥(キム・ソンファン)青瓦台外交大統領外交安保首席は6日、張大使に会って「外交部が張大使を招致したことをめぐり、韓国メディアが、政府が中国に抗議したと解釈したが、これは政府の意と違う」と述べたということだ。



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