中国外務省が８日、「北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）国防委員長の中国訪問はかなり以前から準備された非公式訪問であるだけに、天安（チョンアン）艦沈没事件とは関係がない」と明らかにした。

外務省の姜瑜報道官は、「天安艦調査が終らない状態で中国が金委員長の訪中を受け入れたのは、北朝鮮に対する偏向的な支持ではないか」という質問に対し、このように明らかにしたと、新華社通信が８日報じた。

姜報道官は「天安艦が３月末、北朝鮮との接境地域で原因未詳の爆発で二つに割れて沈没したという説明を韓国政府から聞いた」とし「天安沈没は不幸な事件であるため、中国も韓国側に慰労の意を表した」と述べた。


また「天安艦事件を扱う際、韓半島と北東アジアの平和および安定を最優先の関心事として扱わなければならない。立証できる証拠が見つかるまでは双方（南北）が自制しながら言動に慎重を期すべきだ」と強調した。

金委員長の訪中について姜報道官は「朝中間には指導者がお互い訪問する伝統があり、慣例に基づいて７日午前、新華社通信を通して訪中事実を報道した」とし「他国が自国指導者の訪中事実を後に報道してほしいと言えばそれに応じる」と話した。



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